Wordpressでのコーディングにおける、シングルクオテーション( ' )とダブルクオテーション( " )の違いについて整理していきます。
説明
結論から言えば以下のとおりです。
シングルクオテーション:文字列内の変数を文字列として扱う
ダブルクオテーション:文字列内の変数を変数として扱う
すなわち、単に数字や文字列を囲む場合であれば、どちらのクオテーションでも同じ働きをしますが、変数や変数を含む文字列を囲む場合には、ダブルクオテーションとする必要があります。
よほど特殊な使い方をしないかぎり、ダブルクオテーションは万能だと言えます。
ただし、実行速度はシングルクオテーションのほうが速いため、変数に文字列を代入する程度の処理であれば誤差ですが、ループを繰り返すようなケースでは、意識してシングルクオテーションを使う必要があるかもしれません。
処理速度の計測は下記サイトを参照ください。
使い方
下記のコードでシングルクオテーションとダブルクオテーションの違いを確認したいと思います。1行目で変数$textにohayoを代入し、2行目以降で画面に表示します。
- <?php $text = 'ohayo'; ?>
- <h3><?php echo $text; //①変数のみ ?></h3>
- <h3><?php echo '$text'; //②シングルクオテーションで囲む ?></h3>
- <h3><?php echo "$text"; //③ダブルクオテーションで囲む ?></h3>
上記のコードを実行すると、以下のように表示されます。
ohayo
$text
ohayo
変数が変数として扱われる①と③の場合は「ohayo」と表示されます。しかし、②では変数$textも文字列として扱われるため、そのまま画面に「$text」と表示されます。
以上となります。