ねかつちう。

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それでも俺は「2画面スマホ」AXON Mを使いこなせないだろう

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こんにちは、ちうぱんです。

携帯大手3社の2017年秋冬モデルが出揃いましたが、ZTEの「AXON M」という変態スマホに世間がザワついてます。

しかしこれ、アイデア倒れの “キワモノ” と切って捨てるには惜しい機種。っていうか、純粋にちょっと欲しいなって思っちゃいました。

iPad Proの画面分割がかなり実用的だったから

2画面スマホ「AXON M」に魅力を感じたのは、iOS11で実装されたiPad Proの画面分割機能(Split View)がかなり実用的だったからなんですよね。

自分は9.7インチのiPad ProでSplit Viewを使ってみたんですが、これがなかなか使えるんですよ。

ブログ記事を書くなら、最終工程の一歩手前まで、iPad Proで充分だったりします。

アプリがiOS11に最適化されれば、iPadで写真を加工して、そのままブログにドラッグアンドドロップするなんて芸当も可能ですから、下手にPCで作業するより効率的です。ゆくゆくMacOSをiOSに統合なんていう話も夢物語ではなくなると思いますよ。

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残念ながら、はてブロのアプリはSprit Viewに非対応

たぶん12インチのiPad Proなら、真面目にPCと置き換え可能なんじゃないかと思うほど、Sprit Viewは便利でしたよ(とはいえ、慣れの問題もあるので、あえてiPadを使うわけではありませんが)。

とはいえ2画面と画面分割は別物だ

しかしながら、AXON Mの2画面は、iPadのSplit Viewと違って、あくまで「独立した2つの画面」なんですよね。画面分割とは別物なんです。

まず、構造上の問題として、中央に折り畳み用のヒンジがあるので、1画面(タブレットスタイル)で表示したときに中央で分断されるという欠点があります。これは横書きがメインのウェブ文章や、動画を見るときには致命的な問題ですよね。

また、中央にヒンジがあるということは、一部のタッチ操作(スワイプや範囲選択など)に不都合が生じるのは間違いありません。

さらに、2つの画面を同時に開くことができれば、一方の画面を大きく表示したいときってあるじゃないですか?iPad ProのSprit Viewなら、表示比率を1:1と3:1とで変更できます。AXON Mは中央にヒンジがあるため、2画面使用時の表示比率は常に1:1となります。

2画面メインで使用する人でなければ無駄の多い機種

AXON Mが便利だと思われるのは、2つのデータを比較したいときなどでしょうね。たとえば、家電製品のスペックを見比べたり、Amazonと楽天の価格を比較するときには有効だと思います。

こうした使い方が多い人にはAXON Mは便利だと思うんですが、上でも書いたとおり、1画面(タブレットスタイル)での使用には困難が伴います。

iPad Proのように「普段は1画面、必要に応じて画面分割」というのは便利ですが、それを逆にするとデメリットが目立つんですよね。

要するに、2画面メインで使う人でなければ、結果的に無駄の多い機種になるのではないかと思います。デザイン的にもクールとは程遠いので、周囲の視線が気になる人にも向きません。

いま焦らずともSamsungが折り畳みディスプレイを開発中

にも関わらず、どうしても2画面がほしい!という人は、Samsungが2018年に向けて開発中だという、折り畳みディスプレイ式のGalaxy Noteを待ってはどうでしょう。

japanese.engadget.com

折り畳みディスプレイは何年も前から「出る出る」と言われてますが、そろそろ実用可能な水準まで来ているのではないかと思います。

というわけで以上でした。さんざんディスってしまったけど、AXON Mはけっこう欲しくなっちゃいました。未練を断ち切るためのディスりかもしれませんw