こんにちは、ちうぱんです。
自分はブロガーとして文章や提案資料の作り方にはこだわりが強いほうです。
でもこれ、すげく難しい。
よく女子がナチュラルメイクは時間とテクニックが必要って言うじゃないですか?
文章書くのってメイクに似てるんですよね。
相手に伝わるシンプル・イズ・ベストな文章って、最高難度に書くのが難しいと思う。
簡潔明瞭な文章は、ダラダラ書くより、よっぽど時間もかかるし、技術も必要です。
そこで今回は、PRESIDENT Onlineに掲載された「三井物産社長 "評価される資料" の3条件」があまりに腹落ちしたのでご紹介しますよ。
質の低い記事には「デリバラビリティ」が無い
安永さんが社内文書を見るときに、一番重視するポイントが「デリバラビリティ」なんだそうです。
要は、書いてあることがその通りにできるのか、ということ。一つの稟議書が上がってきたとします。そこにはビジネスの枠組みやメリット、収益性などが書かれているわけですが、それだけでは起案者本人がただ風呂敷を広げているだけかもしれません。作りの凝った資料には往々にしてそういう傾向がある。だから字面だけ見て、いいねとはならないわけです。
いやもう、これ。
デリバラビリティ!
はじめて聞く言葉だけど、すごい腹落ち。
自戒も含めてね、ビジネスの世界では空論を並べるだけのパワポ職人がけっこういます。
内容の薄さや実現性の低さを誤魔化すために、資料の見栄えを良くするわけですよ。笑っちゃうのは、資料を作ってる本人が、「こんなの絶対できるはずねェ」なんて舌を出してたりするの。
同じように、ブロガーが記事を書くときには、大袈裟な表現ばかり並べても無意味なんだと思う。
特にアフィリエイトが絡んでくるような記事ですよね。自分じゃ買わないようなものを、「まじスゲえ」とか書いちゃったりする。
ただ胡散臭いだけのブログ記事というのは、ひとことで言えば、デリバラビリティが無いんだろうなと。そう思います。
結論はどこに書く?という問題への答え
ビジネス文書の基本として、「結論を先に」というのがありますよね。
まず結論から、みたいな。
でもこれ、実はとても難しかったりする。
仕事の文書であれブログ記事であれ、はっきりした「強み」だとか、利益が出る確証なんて、むしろ無い場合のほうが多いのですよ。
だから、結論を先送りしたり、なんとなくお茶を濁しちゃう。もって回った表現で煙に巻いたりね。
もし書かれた内容が曖昧だったり、もって回った表現になっていたりすれば「本当に実現可能なのか?」「ネゴ(交渉)負けしてきたんじゃないのか?」と、見る目が厳しくなります。
そこでブロガーが見習うべき点は、記事の強みを検証することだと思います。
そのうえで、結論を先に書く、のではなく、「結論はタイトルに書く」ということではないでしょうか。
ダラダラとお茶を濁すのではなく、せいぜい20文字のタイトルで、良記事か否かを読者に判断してもらう、ということです。
まとめ:意外に畑違いの人の考え方のほうが的を射ている
PVを上げるためにSEOを意識してるブロガーも多いと思いますが、結論として良記事を書き続けることが最高のSEOですよね。
だから最近ではSEO屋が姿を消して、有名ブロガーがあちこちでライティング講座を始めてたりする。
そういうのを利用するかどうかは人それぞれだけど、今回紹介した安永さんのように、ブログとは全然無関係な人の発言の中に、意外に真理が隠されているのかなと。そんなふうに思いました。
というわけで以上っ!