こんにちは、ちうぱんです。
今日はブログの収益化に関する話題です。
ブロガーのみなさん、ブログの収益化はできていますか?最近ははてなブログでも、全く広告を貼ってないサイトのほうが珍しいですよね。
程度の差こそあれ、多くのブロガーさんが、広告収入の獲得に取り組んでいるのだと思います。
では、どの広告媒体が最も稼げるか。
自分の経験則では、アドセンス。
これはダントツです。
金額的にはa8とかのASP広告でもっと割の良い案件はありますが、ASP広告の案件選びはブログの内容に大きく依存するので、ここでは省略します。
では、アドセンスの次に稼げる広告は何か?ということで、「criteo」を紹介しますよ。
「criteo」はアドセンス並みの使い勝手+収益力が魅力だぞ
まずは、「criteo」について基本的な説明をしたほうがいいですね。criteoの特徴は以下の4点です。
- 広告表示回数に対して報酬が支払われるCPM広告です
- サイト閲覧者のニーズに合った広告を表示するリターゲティング広告
- 他の広告媒体と広告スペースをシェアする「パスバック」機能
- 会員登録のハードルが高いクローズドなサービス
- 広告コードにユーザーIDが含まれない
criteoは一般ブロガーに対して積極的に営業をかけていないので、「アフィリエイト」とウェブ検索しても、criteoが上位ヒットすることはまずありません。
自分はアドセンスでそこそこの収益を出していましたが、クリック課金は日々の安定性にやや欠けるため、どうしてもCPM広告を取り入れたかったんですよね。同じことを考えているブロガーさんは少なくないと思います。
それでは以下、criteoの特徴を詳述しますよ。
表示回数で報酬が決まるCPM広告
criteoはCPM広告のサプライヤーです。
「CPM」って聞いたことありますか?
CPMというのは「コスト・パー・ミル」の略で、1000回(=ミル)表示されたら報酬がいくらという報酬体系です。
具体的な報酬の計算ロジックは公開されていませんが、広告表示回数に対して報酬が支払われるという点がcriteoの最大の特徴です。
アドセンスのように「1クリックいくら」という報酬システムではありません。
当然のこと、広告表示1回あたりの報酬は、アドセンスの1クリックとは全く違いますよ。アドセンスだと、1クリ100円とか普通にありますからね。
ただし、だからといってcriteo稼げねー、というわけではないです。あとで書きますが、criteoは稼げます。admaxとか使ってる場合じゃありませんからねw
アドセンスと同様のリターゲティング広告
リターゲティング広告については、アドセンスを導入しているブロガーさんならお馴染みの広告形態ですよね。
ざっくり言えば、サイト閲覧者のニーズに合った広告の中から、単価の高いものを選んでブログ上に表示するシステムです。
ブロガーとしては記事に応じて広告を貼り替える手間がありません。アドセンスと同じ感覚で掲載できるので、使い勝手が抜群に良いですよ。しかも、広告の掲載方法に関する制約事項がアドセンスのように厳しくないのも大きな利点です。
また、アドセンスと同様、世界的大企業を広告主として多数抱えているので、admaxのように怪しげな広告が表示されないのもgoodです。アダルト系の広告が表示されてアドセンスからbanされたら本末転倒ですからね。
「パスバック」によって同じスペースをcriteo以外の広告とシェアできる
criteoの中の人は秀才ですw
一般的に、ウェブ広告というのは、ブログ上に貼り付けたら、そのスペースを占有してしまいますよね?例えば、アドセンスを貼り付けたら、同じ場所に別の広告を貼ることはできません。
ブログの中で広告を貼るのに適した場所は限られますから、ページトップや記事下などの「特等席」にどの広告を掲載するかは重要ですよね。
そこで「パスバック」なんですよ。
パスバックというのは、criteo広告に「最低CPM」と代替広告を設定し、criteo広告の報酬が最低CPMを下回る場合、同じ場所に代替広告を表示する仕組みです。
たとえば、最低CPMを30円、代替広告としてアドセンスを設定した場合、CPMが30円以上ならcriteo広告が表示され、30円を下回る場合にはアドセンスが表示されます。
要するに、同じ広告スペース内で、criteoと他広告を競わせることができる、ということなんです。それがパスバックの仕組み。
ちなみに、最低CPMは10円から150円の間で設定できます。150円以上に設定したい人は担当者に連絡してくれとのこと。
criteoは実績のあるブロガー向けのクローズドなサービス
ブロガーさんの中でも、いままでcriteoを知らなかったという人は少なくないと思います。自分も初めてcriteoを知ったのは、わりと最近の出来事です。
というのもですね、criteoはアドセンスのように千客万来(誰でもOK)ではないんですよ。個人ブロガー相手の宣伝を出してないし、申し込めば審査に通るというものでもありません。
criteoの審査基準は一切公開されてませんが、一説には月に10万PV必要だとか、20万PVでも落とされたとか、ネット上の情報は様々です。
ちなみに、criteoの営業方針としては、月間100万PV以上の媒体との直接取引に注力しているということです。
自分は月15~20万PVくらいのサイトで申し込みました。criteoの審査を通すため、現在の閲覧者数を表示するカウンタを目立つ位置に付けました。カウンタに表示される人数は常時40〜50人くらいだったので、そのあたりの情報も審査通過の理由になったのかもしれません。
広告コードにユーザーIDが含まれない
複数のブログを運営しているブロガーさんだと、主力サイト以外でアドセンスを使いたくないという人も多いと思います。
というのも、アドセンスは広告コードにユーザーIDが含まれるので、ブログ主が他にどんなサイトを運営しているのか、アドセンスのIDを手がかりに調べることができるんですよね。
実際に、自分も主力サイト以外ではアドセンスを使っていません。
それに対してcriteoは、広告コードにユーザーIDが含まれないので、上のようなことを気にせず、あっちこっちのサイトに広告を掲載することができます。
criteoの審査に通るようなブロガーさんだと、セカンドブログを作ってみようと考えるはずなので、この点はとても重要だと思います。
実際にどれくらい稼げるの?
自分は5ヶ月ほど、アドセンスのサブとしてcriteoを使っています。
具体的な金額については禁止事項に抵触しないか心配なので明言を避けますが、criteoからの収益目安はアドセンスの1/5ほどです。
5分の1と聞いてビミョ~と思う人もいるかもしれませんが、高単価なASP案件を除けば、アドセンスの1/5も稼げる広告媒体はcriteo以外にありませんからね。
しかも、自分の場合、最も良い場所にはアドセンスを置いています。もしもcriteoをメインで使った場合、収益力はさらに伸びると思います。いろいろな理由でadmaxとかを使ってる人は、すぐにcriteoを検討したほうがいいです。
あと、criteoは表示される広告が優良なので、CTR(クリック率)も悪くないです。CTRが良いということは、ブログ読者の役に立つ広告を表示できているということで、ブログオーナーとしてはとても大切な点です。もちろんCTRが高ければ、CPM(報酬単価)も上がります。
criteoの申し込み手順
手順1.criteo公式から「お問い合わせ」をポチ
ここまで読んで、criteoやってみてぇ!と思った勇者の人は、下記リンクからcriteoのサイトにアクセスしてくださいね。
criteo公式サイトが表示されるので、右上にある「お問い合わせ」をクリックしてください。
ちなみに、リンク経由で申し込んでいただいても、自分のフトコロには1円も入りませんw ただの情報提供です。
手順2.問い合わせフォームに入力
つぎに、問い合わせフォームから、広告掲載を申請していきますよ。
何の変哲も無い、ただの問い合わせフォームです。質問欄に「うちのブログに広告を貼りたいんですが」と入力して送信しましょう。
criteo初体験の人はこの時点でビビると思いますが、criteoのサイトには入会申請フォームのような専用ページはありません。
アドセンスのように「さあ始めよう」的な雰囲気はゼロです。素人お断り的なバリアーすら感じますw
問い合わせフォームの入力事項は、以下の11項目です。意味不明な項目もあるので、どのように入力すればよいか具体例も書き添えますね。
- 名
下の名前を入力する - 姓
名字を入力する - Eメール
メールアドレスを入力する - 電話番号
電話番号を入力する - 社名
個人ブロガーの場合、サイト名で構わないと思う - 国名
「Japan」を選択する - ご職業
パブリッシャーを選択する - Website URL
サイトのURLを入力する - 月間ユニークユーザ(UU)数
月間UU数を6つの中から選択する - What kind of server do you use
なぜここだけ英語なんだw たぶん、どの広告サプライヤーを使ってる?くらいの意味。「その他」でよいと思う。 - 質問/メッセージ
「自分のブログでcriteo広告を掲載したいんだけど」ということを書く。ブログの内容だとか、読者ターゲットだとか、審査の参考になる情報も書くとよいと思う。いちおう、常識人っぽい日本語で書くとよいと思う。
手順3.担当者から登録URLがメールで送られる
無事に審査を通過すれば、criteoの担当者から正式登録用のURLがメールで送られてきます。自分の場合は、問い合わせフォームを送ってから、2日後に担当者から返信がありました。
正式登録そのものはアドセンスとかと大きな違いはありません。疑問に思うことがあれば、承認メールを送ってくれた担当者に質問してください。自分も何度か質問しましたが、担当の人はかなりレスが早くて助かりますw
criteoの禁止事項
アドセンスほど複雑ではありませんが、広告ガイドライン(禁止事項)には念のため注意してください。
criteoの広告ガイドラインには、禁止コンテンツと個人情報に関する制限が定められています。アドセンスのように広告の掲載方法に関する禁止事項はありません。
禁止コンテンツは、政治や宗教的なもの、医薬品、アダルト、犯罪や不道徳に関するものなどです。こうしたジャンルのサイトは審査に通らないと思いますが、念のためブログの一記事としても扱わないように注意すべきです。
アドセンスとの違いとして、アルコールが禁止コンテンツに入っていません(アドセンスはワインはOK、強アルコールはNOとか、いろいろ複雑です)。
というわけで、今回はアドセンスの次に稼げる広告媒体としてcriteoを紹介してみました。機会があれば検討してみてください。以上っ!