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毎週更新【ファミ通クロスレビュー】2021年プラチナ殿堂入りゲームリスト

この記事では週刊ファミ通「新作クロスレビュー」から、36点以上のプラチナ殿堂入りソフトをピックアップしてご紹介しています。評価点数順にランキングしているので、「ゲームやりたいんだけど何か良いソフト無い?」という方にオススメです。

今週のプラチナ殿堂入り

2021年6月24日号では、SIE謹製の「ラチェット&クランク パラレル・トラブル」が37点でプラチナ殿堂入りしました。これがローンチタイトルに間に合えば任天堂の一人勝ちという流れに待ったをかけられたのでしょうが、PS5の大作は海外制作が多いので、足並みを揃えるのが難しいのかもしれません。

B08WK1BW23
【PS5】ラチェット&クランク パラレル・トラブル - ソニー・インタラクティブエンタテインメント
Amazon's data(2021.06.13現在)
レビュー数 7件・評価 ★★★★ 3.6点・参考価格 7029円
 

なお、2020年版プラチナ殿堂入りゲームリストは下記をご覧ください。なんと言ってもオススメは、40点満点を叩き出した「ゴーストオブツシマ」。コロナ禍での巣ごもり需要で大ブレイクした「あつ森」、シリーズ物としては「Marvel's Spiderman マイルズ・モラレス」や「アサシンクリード ヴァルハラ」なども好評価でした。年末には家庭用新ハード(PS5・Xbox-X)が発売しましたが、一刻も早い普及が待たれるところです。

 総計38点 ~神ゲーだから買おう~

クロレビ38点は《ファン待望》というレベルの神ゲーです。ファミ通を毎週チェックしていても、数ヶ月に1本という頻度でしかお目にかかれません。

バイオハザード ヴィレッジ【9.10.10.9】

対応機種:PS5、PS4、XX、XO

発売日:2021年5月20日

ジャンル:アクション

短評:ナンバリング表記が無いので分かりづらいが、シリーズ第8弾のナンバリング相当。ストーリーと謎解きのバランスや洗練されたUIなどはレビュアーにも好評で、ホラーを楽しめる人ならプレイしない手はないソフトかと。

総計36点 ~オール9は良ゲーのお墨付き~

良ゲーの「お墨付き」とも言えるのがクロレビ36点です。レビュアー全員が平均9点をつけており、安心して購入&プレイすることができます。

アンジェリーク ルミナライズ【9.8.10.9】

対応機種:Switch

発売日:2021年5月20日

ジャンル:シミュレーション

短評:乙女ゲーかつハードはSwitchということで、アフター「あつ森」にはちょうどいいタイトルかもしれません。

ALTDEUS:Beyond Chronos(アルトデウス ビヨンド クロノス)【9.10.8.9】

対応機種:PS4(PSVR専用)

発売日:2021年4月15日

ジャンル:アドベンチャー、アクション

短評:PSVR専用としては希少なプラチナ作品。Amazon評価も優秀で価格も良心的なので、PSVR持ちなら試してみるのも一計かと。

B08TB7NXP2
Amazon's data(2021.04.23現在)
レビュー数 4件・評価 ★★★★★ 4.7点・参考価格 4096円
 

ジャックジャンヌ【9.9.9.9】

対応機種:Switch

発売日:2021年3月18日

ジャンル:アドベンチャー、シミュレーション

短評:学園モノ+パワプロ育成×乙女ゲーと言えば早い。「東京喰種トーキョーグール」の石田スイ氏が全般を手掛けた作品で、そちら方面からのプレイヤーも多数。

B082Y5L8D8
Amazon's data(2021.05.01現在)
レビュー数 150件・評価 ★★★★★ 4.7点・参考価格 6280円
 

ブレイブリーデフォルト2【9.9.9.9】

対応機種:Switch

発売日:2021年2月26日

ジャンル:RPG

短評:スクエニが放つ「遊びやすさを追究した昔ながらのRPG」の第二弾。筆者も発売日にDLしてプレイしていますが、マップが見づらい以外は非の打ち所の無い仕上がりに満足しています。

スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド【9.9.8.10】

対応機種:Switch

発売日:2021年21日

ジャンル:アクション

短評:近年のSwitchは、任天堂の新作と旧作リメイクでソフト不足をカバーする傾向が顕著であり、それが出来てしまうのが任天堂の強み。こちらもリメイクながら、テレビCMを見る限りではそこまで古さを感じない。

35点 ~内容を吟味してから買いましょう~

プラチナ殿堂の最低ラインがクロレビ35点です。間違いなく良ゲーですが、レビュアーの誰かが低評価をつけているケースもあるので注意してください。

Returnal(リターナル)【9.9.8.9】

対応機種:PS5

発売日:2021年4月30日

ジャンル:シューティング

短評:PS5持ちには嬉しい待望の専用ソフトです。死ぬたびに状況を替えて復活するループもの。難度が高いわりにプレイ中のセーブポイントに制限があるなど、遊びづらさは気になります。

B08QJZNJCC
【PS5】Returnal - ソニー・インタラクティブエンタテインメント
Amazon's data(2021.05.27現在)
レビュー数 203件・評価 ★★★★★ 3.6点・参考価格 4830円
 

プレイレビュー

Marvel's Spide-rman Miles Morales ★★★(★)

ようやくソニーストア経由でPS5を購入できたので、前作が非常に好印象だったスパイダーマンをプレイしました。

新規性 ★★

前作プレイ済みなら新規性は特に無し。一本道のストーリーを進めつつ、サイドクエストをこなすという、よくあるアクションRPGかと思います。サイドクエストをこなすことでキャラ強化に必要なアイテムが手に入ったり、クエストごとにクリア目標があるため、それほど単調さを感じないのは秀逸かと。本作で追加されたスパイダーマンアプリにより、サイドクエストを選択しやすくなったのは親切。

操作性 ★★★★

前作で完成されたシステムのため、操作性は非常に良好です。★5の評価でもよいですが、場所によってスイングキックを決めづらいので★1つ引きました。

難易度 ★★★★

難易度調節が可能なので、アクションゲームが苦手でもボタン連打で対処できます。筆者は標準モード(アメージング)でプレイしましたが、回避をサボるとザコ相手でも普通に死ねる程度の難度だと思います。前作ラスト付近のボスキャラ連戦のような厳しいバトルは無いので、わりと淡白に終わったなという感じです。

総評 ★★★(★)

前作のスピンオフ的な作品なので、前作プレイ済みの人には少し物足りないかも。価格も完全新作のような金額で、コスパが高いとは言えません。メインストーリーそのものも、前作ほどの質・量には及びません。シリーズ未プレイなら、とりあえず前作を遊んでほしいですね。とはいえ、PS5はいまのところ良作どころかソフト自体が数えるほどなので、現時点では貴重なソフトだと思います。

B08JH2R7BV
Amazon's data(2021.04.23現在)
レビュー数 17件・評価 ★★★★★ 4.5点・参考価格 8690円
 

ブレイブリーデフォルト2 ★★★

新規性 ★★

昔ながらの「スクウェアのRPG」を現代風に遊びやすくしたタイトル。システム自体は前回作で完成されており、目立った新規性は感じられません。また、このシリーズは周回プレイを意図しているのか、今作では数回のバッドエンディングを経て真エンディングに至るストーリー構成となっており、これはプレイヤーによって評価が分かれそう。

操作性 ★★★★(★)

前作で完成されたシステムのため、操作性は非常に良好です。★5の評価でもよいのですが、街中では主人公が小さすぎて操作しづらく、外を出歩いているときはカメラの方角を変えると東西南北が分かりづらいので、★1つ引きました。

難易度(難しさと楽しさのバランス) ★★★

いろんなジョブやアビリティを使おうとすると、雑魚戦では時間がかかり、ボス戦では苦戦を強いられると思います。後述のとおり、このゲームは一部のジョブ特性とアビリティが非常に強力なので、それを知っていれば楽に進められます。また、後半ではグロウエッグなど楽に経験値稼ぎできるような配慮もあります。

総評 ★★★★

やや周回プレイ的なストーリーに回りくどさを感じつつも、裏切りやどんでん返しに驚かされ、主人公たちの自己犠牲に目頭が熱くなるなど、グッとくる場面が多数あります。中盤以降のマンネリ感が酷かった前作に比べると、かなりストーリーでは改善されています。

アビリティ集めはやみつきになる面白さがあります。ただ、アビリティの調整は上手いとは言えず、本作では明らかに物理攻撃重視の設定でした。魔法や補助系のアビリティがたくさんあっても、ほぼ使う機会が無かったのが残念です。具体的には、中盤はシーフの「神速瞬撃」、後半はすっぴんの「たいあたり」が最強であり、また、すっぴんと魔獣使いのジョブ特性2が強力すぎることも相まって、これらに頼るとジョブとアビリティが固定されてしまいます。ジョブとアビリティの設計については、次回作での課題になるかと思います。

これはこれで非常に良作だと思いますが、なかなかドラクエ11に肩を並べるレベルのRPGのが出てこないですね。

B08M4FT67Y
ブレイブリーデフォルトII -Switch - スクウェア・エニックス
Amazon's data(2021.05.02現在)
レビュー数 701件・評価 ★★★★ 4.4点・参考価格 4960円
 

Watchdogs Legion ★

Steamで安売りしていたのでサイバーパンク2077までの「つなぎ」のつもりで買ったのがハズレ。発売開始からあまりに早い時期にセール販売を開始したので、ちょっと怪しいなとは思ったんですが、案の定でした。感想を長々と書く気もしないので、気になった点のみ列挙します。

  • ロンドンのマップが狭く、再現度も低い(ここは期待していたので失望)
  • 操作キャラが平凡、さえない風貌
  • 日本語ローカライズが悪いのか、あまりに会話がチープ
  • バトルの質の低さは手抜きレベル(敵に見つかったらダッシュで逃げるしかない)
  • お使いクエストの繰り返しで、ストーリーが見えない
  • 建造物の内部構造が分かりづらく、無駄に攻略に時間がかかる

アサシンクリード ヴァルハラ ★★★★

昨年11月に発売となった「アサシンクリード ヴァルハラ」を年末年始にクリアしましたので、さっそくレビューしてまいります。

なお、PC版でプレイ予定の人は、マシンスペックの要求がかなり高いのでご注意を。レイトレ+最高設定だと、Core i9+RTX3080は必須だと思います。詳しくは下記リンク先にて。

新規性 ★★

ゲームシステムは、前2作(「アサシンクリード オリジンズ」、「アサシンクリード オデッセイ」)からほぼ変化がありません。さすがに完成度が高く、トータル106時間のプレイ中に一度もバグに遭遇しなかったのは流石です。とはいえ、レベルアップや装備変更による違いを感じづらいという「RPGとしてどうなの?」という課題も健在なので、次回作での見直しを期待したいところです。

操作性 ★★★★

新規性の乏しさの裏返しで、現在のゲームシステムに移行してから3作目ということもあり、シンプルな操作系統は好感が持てますし、難易度だけでなくステルスレベルや画面上のマーキングなど非常に細かな設定調整が可能です。溜め系のスキル発動がやや分かりづらいので、チュートリアルや練習モードなどあれば助かります。

一方、残念だったのが鳥を飛ばすことによる索敵機能が失われてしまった(前作までは敵や財宝の位置をマーキングしてくれた)ことで、マップを上空から見たいとき以外はほとんど使いませんでした。敵の位置が分かりづらいため、ステルスプレイがしづらくなったのは残念です。

難易度 ★★★

上でも書いたように、難易度はかなり細かく調整できるので、バトルが大変なら難易度を落とせばいいです。自分は標準難易度(4段階中で上から3番目の「ヴァイキング」)でプレイしましたが、オクセンフォードシャー編(中盤の初めくらい)の女領主イードウィン戦と、終章のハムトンプシャー編で難易度を下げました。難易度が下げられるのでクリアはできますが、終章は目安レベルが340(その手前の章が250なのに!)に激増するなど、ゲーム設定に疑問符のつく部分もあります。

一方、アサシンクリードはバトル以上に宝探し要素が膨大です。本作は過去2作以上に地下や上階など高低差のある場所に財宝が隠されているケースが多く、地下に隠された財宝は入り口探しから始めなければならないため、かなり発見の難しいところもあります。ネットの攻略情報をヒントにするのも手段だと思いますが、コンプを目指すのでなければパスしてもよいでしょう。

ストーリー ★★

「アサシンクリード」シリーズには、各作品の表面的なストーリー(今作で言えばヴァイキングによるイングランド統一)の裏に、「隠れし者 vs 結社」というシリーズ共通のテーマ、そして、現代編という三層構造の世界観があります。

わたしは前々作(オリジンズ)からのプレイですが、いまだ(ネット情報をいろいろ読み漁っても)全体的な世界観の2割も理解できていないのではないかと思うほど、理解の難しいゲームです。特に今作では、いつもの三層構造に加えて神話世界(アースガルズ編)というメインストーリーに影響しない特殊なステージがあり、北欧神話の知識ゼロのプレイヤーにとってはチンプンカンプンだと思います。わたしは2018年に「ゴッド・オブ・ウォー」をプレイした関係で、北欧神話の用語が多少は頭に入っていましたが、その程度では全く太刀打ちできませんでした。前作(オデッセイ)ではカエサル年代のローマ世界の背景知識があればより楽しめる内容でしたが、今作では段違いに敷居の高い世界観となっています。

マップを分割して地域ごとにミッションや難易度を区分する仕組みは前2作と同じですが、今作では地域ごとに「◯◯編」としてストーリーを感じやすくする試みがなされています。ただし、各編のつながりは薄く、お使いクエストを延々と繰り返す徒労感は相変わらずです。さらに、クリア時のエンディングも無く、「イングランドを平定しました」的なポップアップが出て終わりという、「100時間プレイしてこれかよ!」という不完全燃焼を感じるプレイヤーは少なくないでしょう。

また、これも過去2作と同様ですが、ゲーム内の各所に配置されている膨大な置き手紙や現代編の主人公レイラに届く電子メールなど、読書かと思うほど大量のテキストを読まされます。読みづらいだけでなく文章の難度も高く、また、ストーリーと無関係のものも多いため、読み飛ばしているプレイヤーも多いと思います。文字を読ませるなら分かりやすくする工夫や、ゲームとしてテキストに頼らない努力が圧倒的に欠けていると思います。

総評 ★★★

次回作への期待を込めての星3つとします。ゲームシステムの完成度の高さは折り紙付きであり、三層構造の世界観も意欲的で良いと思いますが、その世界観をプレイヤーに伝えるための工夫が追いついていないところが最大の欠点です。また、クリア時間が100時間にも及ぶ超大作にも関わらず、柱となるストーリーや物語の山場の影が薄いところも問題で、延々と続くお使いクエストや宝探しが印象に残るという残念なプレイ後感想となります。

オープンワールドの大作としては屈指の完成度を誇るゲームなので、ぜひ1度はプレイしていただきたいシリーズですが、今作含め直近3作品はクオリティ的にほどんど違いが無いため、どれか選ぶなら前作の「アサシンクリード オデッセイ」をオススメします。