こんにちは、ねかぱんVRです。
なにかと品薄が続いているPSVRですが、VR専用ソフト「FARPOINT」をクリアしたので、とりあえずレビューをお届けしたいと思います。
基本的なスペックは以下のとおりです。
- 2017年6月22日発売
- ガンアクションゲーム
- Playstation VR専用ソフト
- シューティングコントローラー対応
- PS4proでの性能向上あり
総合評価 ★★★★☆
結論を先に言うと、PSVRを持っている人はマストでプレイすべきです。
身を乗り出して椅子から転げ落ちそうなほど臨場感があります。自分は初めて「PSVRを買って良かった」と思いました。
また、ぜひシューティングコントローラーを手に入れてからプレイすることをオススメします。まるで実際に武器を握っているような感覚を楽しめます。
キャンペーンモード終了までのプレイ時間は10時間程度でした。うち2時間は中盤のクイーンスパイダー戦に費やしているので、メインストーリーそのものは短いです。
後述のとおり、ストーリーの評価は難しいですが、素晴らしいVR体験が得られるという意味で、非常に価値のあるゲームだと思います。
ストーリー ★★☆☆☆?
※ネタバレ的なことはレビューの最後にて。
ほぼ一本道のストーリーを前に進むだけなので、迷うこともなければ、自由度もありません。
プレイヤーは宇宙船のパイロットとして、未知の惑星に不時着した仲間を探すという設定です。ときどき挿入されるムービーにより物語が進みますが、2名の仲間(タイソンとムーン)のたどった過酷な運命にホロリときました。
ただし、肝心のガンアクションについては、序盤からグロテスクな蟲退治を強いられ、同じ種類の敵を延々と撃ち続けることとなります。武器系統の作り込みが素晴らしいだけに、この点が残念に感じられました。
続きは末尾のネタバレ編で書きますが、キャンペーンモードは多くの謎を残して突然エンディングを迎えます。クリア時点でストーリーが未完結ということもあり、現段階では評価が難しいところです。
操作性 ★★★★☆
シューティングコントローラーでの操作性は非常に良好です。
やはりDUAL SHOCK4では照準合わせが億劫なので、その面倒を省けるのは最高だと思います。スコープの精度も良好で、しっかり狙えばちゃんと命中します。狙撃用ライフルで遠方の敵を撃つのが最高に楽しいです。
また、本作は使用するボタンがわりと少ないので、操作系統に戸惑うことはないでしょう。トリガーを引いて敵を撃つという単純な動作を純粋に楽しむことができます。
なお、マップ中に落ちている武器を拾うときの操作が、若干スムーズではないため、減点1としました。(この操作はストーリー全体を通じて数回しか行いませんが、スムーズにいかないと焦ります)
難易度 ★★★☆☆
基本的に難度は高めです。
開始直後から最弱ザコに何度も殺されます。洋ゲーなので普通に序盤から苦しむと思います。
また、本作には「レベル」という概念が無いため、経験値を貯めれば戦闘がラクになるということもありません。難易度変更もできないため、クリアするためには純粋に腕を上げるしかありません。
難しいステージはいくつかありますが、ボス戦は中盤で登場するクイーンスパイダーのみとなります。いわゆるラスボスがいないのは本作の特徴でしょう。
ゲーム全体をとおして、やはりクイーンスパイダー戦が一番の難関だと思います。
自分も2時間ほどリプレイを繰り返しましたし、ここで詰んでいるプレイヤーも多いようです。攻略法をまとめておいたので、行き詰まった人は以下を参考にしてください。
ここからネタバレ
クリアしてから見て下さい。
唐突のエンディングに拍子抜けした人も多いと思いますが、本作のストーリーは明らかに未完です。
タイソンとムーンが光に殺されたって何?二人の娘はどうなった?ってか、おまえ名前くらい言えよ!主人公は死んじゃったの?
多くの疑問を残したまま、呆然とスタッフロールを眺めた人も多いと思います。
状況を整理するとこんな感じ。
- ワームホールは10年に1度開く(外の世界の時間では1秒に1度)
- ワームホールと同時に、空から光の柱が降りてくる
- 主人公が惑星に不時着したのは、タイソンとムーンが消えてから20年以上も後である
- 最後に主人公の前に現れたタイソンとムーンは歳をとっていない
これらの情報から推測すると、タイソンとムーンは不時着した惑星とは時間軸の異なる世界で生きていて、ワームホールへの突入に失敗した主人公は2人に合流できた。ということではないでしょうか?
先行発売された海外のプレイヤーも真エンディングに関心を持っているようで、完結編がダウンロードコンテンツとして提供されるのではないか?と期待する人もいます。
とりあえず、追加コンテンツを期待しましょう。自分はPlaystation Plusに加入していないため、協力モードをプレイできないのが残念です。時間があればトロフィー集めのためにチャレンジモードをプレイするかもしれません。
というわけで、以上っ!