こんにちは、ねかぱんです。
全5回にわたり綴ってきたゴッド・オブ・ウォーのプレイ日記ですが、いよいよ今回で最終回となります!
突然の病魔に倒れた息子アトレウスを救うところから、クリア後要素まで基本ネタバレでアップしていきます。始めから読まれたい人は下記リンクからどうぞ。
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まずは、前回までのあらすじです。
ギリシャ神話の神々との壮絶な戦いを終えた主人公クレイトスは、人として生きるため北欧の地に移住した。そこで亡き妻フェイの遺言を叶えるため、息子アトレウスとともに、妻の遺灰を散骨するため、「最も高い山の頂上」を目指す。
目指す山は異世界ヨトゥンヘイムにあるという。クレイトス親子はヨトゥンヘイムへの扉を開くアイテム(魔法のノミ)を手にするが、そこで突如、息子アトレウスが病魔に倒れる!
クレイトスは森の魔女フレイヤの指示に従い、息子の治療に必要な巨人の心臓を手に入れるため、死者の国ヘルヘイムに向かうのだった。
ちなみに、本作では「アース神族」やら「ヴァン神族」、他にも「トール」とか「巨人」という言葉が頻繁に出てきます。それでいて、これら日本人に馴染みの無い固有名詞に関する説明はほとんど無いため、ウィキペディア「北欧神話」を読んでおくと、本作の世界観を理解する助けになります。
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息子を病魔に襲われたクレイトスは、いったん自宅に戻る。そして、床板の下から取り出したのは、炎の双剣ブレイズ・オブ・カオスであった。
ちなみに「ブレイズ・オブ・カオス」は2005年発売の第1作で登場した武器。この双剣にまつわるエピソードについては以下を参照されたし。
古代ギリシア時代、無敵の強さを誇るスパルタの戦士クレイトスは、ある蛮族との戦いにおいて完敗を喫してしまう。今まさにクレイトスの首が切り落とされようという時、彼は最後の手段に出た。それは軍神アレスに魂を売り、神にも及ぶ強さを手に入れることであった。巨大な姿を現したアレスは蛮族を一掃すると共に、クレイトスに神をも傷つけられる武器「ブレイズ・オブ・カオス」を与えた。
それ以降、彼はその恐るべき力を武器に残虐非道の限りを尽くした。人々から恐れられたクレイトスであったが、唯一心許せるのが妻と子であった。だがある時、彼は平定しようと虐殺を行なっていた村にいるはずのない2人がおり、あろうことか自らの手で殺めてしまう。悲しみに暮れるクレイトス。そこにアレスが再び現れる。「妻と子をこの村に連れてきたのは私だ。そして、さらに強くなれ」。
全てはアレスの策略だった。クレイトスのただ一つの拠り所であり、彼の弱さとなり得る家族をクレイトス自身に殺させたのである。軍神の奸計を知ったクレイトスは怒り、復讐の旅を開始する。(以上Wikipediaより)
忌まわしき過去と向き合ったクレイトスは、死者をも倒せるブレイズ・オブ・カオスを手に、冥界ヘルヘイムへと向かうのだった。
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死者たちに審判を下すという、冥界ヘルヘイムの「橋の番人」。
息子アトレウスを病魔から救うには巨人の心臓が必要。こやつに恨みは無いが無慈悲に斃しましょうw
ちなみに、ヘルヘイム到達以降、双剣ブレイズ・オブ・カオスを使ったギミック解除(冥界の風)が可能となります。冥界の風はなかなかタイミングがシビアなギミックですが、全クリには必須となるので腕を磨きましょう。
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そして旅は続く。息子を病魔から救ったクレイトスは、ヨトゥンヘイムへの道を開くのに必要な「黒のルーン」を入手するため、テュール神殿内の宝物庫に向かいます。
ちなみに、テュールはオーディンに追われた巨人族に力を与えた慈悲深い神(として本作では説明されている)。
宝物庫内にはテュールの神話にまつわる壁画がそこかしこに描かれています。クレイトス親子は知らず知らずのうちにテュールに導かれているわけですが、事の真相はエンディング直前で明らかになるので安心してください(クレイトスの妻フェイは巨人族の末裔だったというオチです)。
宝物庫で拾った酒を酌み交わすクレイトス親子。クレイトスは冒険を通じて逞しく成長した息子を男として認めるのだった。
(男として成長した息子と酒を酌み交わすクレイトス)
そして、クレイトスは自身が神(ゼウスの息子)であること、アトレウスもその血を受け継ぐ神であることを息子に告げる。
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そして再び山頂へ。
山頂への途中、クレイトス親子の前に瀕死のモージが現れる。弟マグニを失い、遁走を繰り返すモージは、父である雷神トールから臆病者と蔑まれ、半殺しにされていたのです。神々の親子関係は厳しいですね。。
命知らずのモージは瀕死の状況でもクレイトス親子を挑発しますが、母親を侮辱されたアトレウスはクレイトスの制止を振り切ってモージを殺してしまいます。
クレイトスは自制心を失ったアトレウスを諌めますが、
アトレウス「だって殺し方を教えたでしょ」
クレイトス「違う!身の守り方を教えたのだ」
二人の会話は噛み合いません。
そしてこれ以降、しばらくの間、戦闘中はアトレウスをコントロールできなくなります。(アトレウスは頼もしい戦力なので、制御不能はシンドイ!)
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山頂の石板にサムールの亡骸で手に入れた魔法のノミを打ちつけると、ヨトゥンヘイムへの道が開ける。さあ!冒険も残り少しだ!
そこへバルドル登場。
オーディンの息子であるバルドルは、巨人族の血をひくアトレウスを追っているわけですね。本作がモチーフにしている北欧神話でも、オーディン(アース神族)は彼らの住む世界から巨人族を駆逐しています。
ちなみに、バルドルがここまで執念深くアトレウスを追跡する理由は、エンディング直前にひっそりと明かされます。
さて、アトレウスを拐ったバルドルは龍の背に乗って去ろうとするも、追ってきたクレイトスと揉み合いになります。
ボッコボコの殴り合い!
とはいえ、イベント戦なので勝敗はつかず、死ぬこともありません。
そしてクレイトス親子とバルドルの3人は、龍の背中から地上のテュール神殿に墜落してしまいます。
そこから成り行きで冥界ヘルヘイムに行く羽目になったクレイトスは、難破船の甲板で火を炊くことにより、熱気球の原理で舟を飛ばします。わらわら湧いてくる敵に火を消されるとGAMEOVERなので、ザコを倒すのに忙しいです。
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無事に人間界ミズガルズに戻ると、なんと犬猿の仲かと思われたフロッグとシンドリの兄弟が仲直りしています。
いよいよクライマックスが近づいてきた気がしますよね!
さあ!一気に行きましょう。
もうストーリー展開が早すぎてアタマが追いつきませんが、怪力クレイトスがテュール神殿内室をひっくり返します。ここで「調和の宝玉」をゲット。
そして世界の狭間からダイブ!
通常、世界の狭間から飛び降りるとGAMEOVERなんですが、調和の宝玉の力により守られています。
世界の狭間の地表に着きました。
画像の遠景中央に見えるのがヨトゥンヘイムの塔です。この塔を復活させることで、ヨトゥンヘイムへの道がつながります。
しかし、簡単にはヨトゥンヘイムに行けません。
ヨトゥンヘイムに行くにはミーミル(生首)の片目が必要とのこと。ミーミルはオーディンによって片目を奪われていたんですね。
そして、ミーミルの片目がどこにあるかというと。。。
大蛇ヨルムンガンドの胃袋に入っているのでした。
というわけで、手漕ぎ舟でヨルムンガンドの口から体内に侵入。
蛇がお口を明けてアーンってw
この神ゲー、めっちゃ破天荒だなと思いました。
大蛇の胃袋で無事にミーミルの片目を発見し、定位置に戻してやりますw
ゲームとはいえ乱暴な画作りに噴かざるをえませんw
そして、クレイトスは長い旅の最終目的地となるヨトゥンヘイムの山頂へと向かいますが、そこに現れたのは森の魔女フレイヤとバルドル。
いよいよバルドルとの最終決戦ですね。
バルドルの母であるフレイヤは二人の決戦を止めようとしますが、男同士の戦いで生き残る者はどちらか一方です。
そしてバルドルを撃破。
バルドルを斃したクレイトス親子は、目指す山頂への一本道を歩みます。
山頂に向かう途中には、巨人族の描いた壁画が残されています。
この一連の壁画により、クレイトスの妻フェイが巨人族の末裔であることや、その血を受け継ぐアトレウスが巨人族と敵対するアース神族(オーディンの息子バルドル)と戦うことが予言されていたことなど、この長い物語の背後を流れる因縁の糸が一本につながります。
そして、フェイがアトレウスを産んだとき、妻が息子を「ロキ」と名付けようとしていたことを、クレイトスがアトレウスに明かします。
「ロキ」は北欧神話の霜の巨人ヨトゥンの息子で、最終戦争ラグナロクでアース神族(オーディンの家系)を倒します。本作においてオーディンがクレイトス親子の行く手を阻み、バルドルがアトレウス(ロキ)を付け狙っていた理由が、ようやくここで理解できたというわけです。
そして、ようやく、長い旅路の果てに、ヨトゥンヘイムの山頂に到着です。
クレイトスの妻フェイの遺言に従い、親子で遺灰を撒いてミッションクリア!
クリア後データで遊び続けることができるので、ヴァルキュリア討伐などやり込み要素が気になる人はゲームを続けてください。
そして、この後に自宅小屋を訪れ、ベッドで休息すると、「数年後」という字幕が現れます。
夜闇の中に立つ、この男は誰なのでしょう?
もしや?
ゴッド・オブ・ウォー次回作の予告!?
これは楽しみですね!
そしてこの後、長い長いスタッフロールが表示され、ここでメインストーリーが終了します。お疲れ様でした。
スタッフロールの後、時間がまた現在に戻り、寝床から起き出してきたアトレウスが、「トールが来た」という夢の話をします。
さきほど、夜闇に立っていた謎の男はトールなのでしょう。本作において、トールはモージ・マグニ兄弟の父として説明されていますが、ついに姿を表すことはありませんでした。
もしかすると、次回作は成長したアトレウスがトールとの戦いに挑む?ようなストーリーになるのでしょうか。いずれにせよ楽しみです。
というわけで、2018年最高の神ゲー「ゴッド・オブ・ウォー」のプレイ日記を全5回で綴ってきましたが、以上で終了となります。