ねかつちう。

お金や節約に敏感な20代30代のための物欲系雑記ブログ

「北斗の拳」専用の電子ブック端末がKickstarterで出資募集中っ!

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こんにちは、ちうぱんです。

このところブームが下火になりつつある電子書籍ですが、なんとなんと、北斗の拳専用の電子ブック端末が、米Kickstarterで出資を募っていますよ。

kck.st

300万円の目標額に対して、本日時点で既に1400万円以上の出資が集まっています。プロジェクト名は「全巻一冊北斗の拳」、そのまんまだねw

北斗の拳しか読めない電子ブック端末

逆転の発想とは、まさにこのこと。

ふつう、電子ブック端末というのは、「数百冊をこの手に!」的な売り方をしますよね?Kindleのマンガエディションなんて、その典型みたいなアイテムですよ。

それに対して!!

まじっすか。。

本製品の収録内容は、北斗の拳(究極版全18巻)と特別読み切りの「我が背に乗る者」のみ。なお、日本語と英語の2言語対応です。

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完全版全18巻が1台の端末に!!

ちなみに、現時点で申し込み可能な早割価格では、1台あたり28,000円となっています。紙の書籍で揃えると14,386円かかるので、日本語版と英語版が収録されていると考えれば、まあ妥当な価格設定なのだと思います。

世界最速のページ切替えなど主要スペック(まとめ)

それでは製品のスペックを適当に見てまいりましょう。正式名称が不明のため、ここでは勝手に「北斗の拳リーダー」と書かせていただきます。

まずは製品の特徴から。

  • 開いてON、 閉じてOFF
  • 環境設定不要
  • Wi-Fi不要
  • ダウンロード不要
  • 単4電池×4本

電源が単4電池×4本というのは賛否が分かれると思いますが、作り手の考えとしては、幅広い年齢層が使うには電池が一番とのこと。紙のマンガに匹敵するほどシンプルな操作系統になってます。

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本体重量は約530gで、Kindle(Paperwhite)の2.5倍ほど。iPad Pro10.5インチより少し重いくらいの重量となっています。

そして、なんといっても2ページ見開きで読めるのは、本製品の唯一無二の特長でしょう。しかも、下の写真のとおり、本のように中央で折り畳みが可能です。

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左右2画面で折り畳みのギミックは、他の電子ブック端末にも影響を与えるかも。自分がジェフ・ベゾスなら即座に買収すると思う。

あと、主要な電子ブック端末と比べて世界最速のページ送りを実現するなど、スペックとしては頑張っていると思います。

(まとめ)このシンプルさは盲点かも。作品専用の電子ブック端末だ!

まずは、電子書籍に対する不満をグチグチ言わせてもらいますよ。

自分はKindleが日本で発売される前に、アメリカから個人輸入で取り寄せるほど電子書籍の未来に期待してたんですよ。

だけど、KindleとかKoboとかReader(2014年撤退)とか、データに互換性の無いストアが乱立してしまい、作家とストアの利益だけが優先される状況を改善しようという意志が感じられないんですよね。

自炊代行業者が裁判で負けたのも電子書籍には打撃でしたよ。確かに著作権的にグレーな商売だったけど、経済的損失がほとんど無いような小さな権利を保護するために、電子書籍の普及という大きな利益を逃してしまった。この国ではYouTubeのような商売は無理なんだと思いましたよ。

もう電子書籍なんてイラネ。

そう思っていた矢先に本製品が登場。

これは世紀末救世主伝説かもしれないw

電子書籍業界に現れた救世主ね (゚∀゚)ワーイ

それが「北斗の拳リーダー」。

かなり尖った製品ですよね。

まず大手には出せない製品だと思う。

でもこれ、うまく消費者心理のスキマを突いてるなと感心した。

上でも書いたとおり、電子書籍には大手のストアがいくつかあって、品揃えはどこも一長一短だし、音楽配信と違ってデータに互換性が無いという大問題がある。つまり、電子書籍にベストな選択肢は無い!ってこと。どれがベターなのかも判断が難しい。

比較検討しなければ買い物できない現代の消費者にとって、電子書籍っていうのは手を出しにくいシロモノなんだよね。

だから、いっそのこと、そういうメンドウなことは一切抜きの、作品専用のリーダーっていうのは、案外アリなんじゃないかなと思った。

ってゆーか、KickstarterのRSSを追っかけてると、こんな面白いガジェットを発見できたりするのでオススメしますよ。というわけで以上っ!