2021年3月のアップデートで、1Passwordの顔認証が便利になりました。PC版ではWindows Helloを呼び出すひと手間がなくなり、ほぼハンズフリーでロック解除が可能です。なお、顔認証の使用には、Windows Hello対応のWebカメラが必要なのは注意です。
こんにちは、ちうぱんです。
今回は1Passwordユーザーには必見のネタ。2021年3月のアップデートで、PC版での顔認証が便利になりました。結論から言うと、想像以上に便利。
従来は、iPhoneのFace IDなどとは異なり、Windows Helloを呼び出した上で顔認証を行う仕組みでしたが、アップデート後はハンズフリーで認証が可能です(認証後にOKボタンを押す必要はあり)。
よっしゃー、Webカメラをポチだー(喜
と思った人は、ちょっと待ってほしい(汗
Webカメラなら何でもOKというわけではありません。
「Windows Hello対応」の表示がないものは顔認証に使えません。三次元で認識可能な製品でなければアウツ。5千円以下の安価なWebカメラは、まず非対応と思ってOK。一方、ライブストリーミング用の高級Webカメラも非対応なので、高ければ安心というわけでもないです。ちゃんとスペックを確認しましょう。
ちなみに、Windows Hello対応製品として価格コムに登録されているのは、2021年6月時点で以下の3製品のみとなります。
製品外観 | 参考価格 | 機能や特徴 |
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5580円 | エレコム UCAM-CF20FBBK 画質:フルHD・200万画素・30fps 2021年3月発売で最も新しい。コスパを考えると一択な感じ。 |
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23760円 | ロジクール BRIO C1000eR 画質:4K・90fps 「ビデオ会議用の最高のウェブカメラ」だそう。Windows Helloの利用が目的ならオーバースペック。 |
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8761円 | マウス CM02 画質:92万画素 エレコム製品に比べて価格も仕様も見劣り。 |
個人的にはエレコムは保証期間が短くサポートも貧弱なので推しではないんですが、上記の選択肢の中では一択と言わざるをえない。
というわけで、エレコム「UCAM-CF20FBBK」を購入したので、使用感などご参考まで。
Amazon's data(2021.06.03現在)
レビュー数 58件・参考価格 5580円
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まずは4方向からの外箱撮影を。PC周辺機器の外箱はスペック情報の宝庫なので、購入予定の方は細部までご確認ください。正面画像に記載のとおり、顔認証対応が最大のウリとなっている製品です。
内容物については、カメラのみ。保証書やら説明書やらの紙類すらありません。ちなみに、ケーブルは固定式のため、無理に曲げるなど断線にはご注意ください。
ドライバや専用ソフトのインストールは不要で、ケーブルを挿すだけでセットアップは完了です。筆者のPC環境では、USBハブは使えましたが、ディスプレイのUSBスロットは使えませんでした。また、ケーブルを挿すだけではうまく認識されず、PCを再起動することで顔認証を含む全ての機能が動作しました。
ディスプレイの上に乗せてみました。薄縁ディスプレイの場合、「足」の部分が画面にはみ出さないよう、微妙な調整が必要です。下のは調整前のものですが、6mm程度の極薄ベゼルでも画面を遮らないように設置できました。
肝心の1Passwordとの連携について言えば、マスターパスワードの入力画面が表示されるのと同時に顔認証が始まるので、非常にスムーズです。
あえて欲を言えば、顔認証時にカメラ部分の赤色LEDが点滅するのは気になります。また、1Password側の問題として、Webカメラ接続時はマスターパスワードの入力画面を非表示にできれば完璧です。もっとも、10桁以上のマスターパスワードを入力していたストレスとは比較にならない程度の些細な問題です。
以上となります。