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箱根天悠は子連れOKな箱根最上級のお宿でした

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先日、子連れで正月の箱根を楽しんできましたが、藤田観光小涌園の高級ブランドとして2017年4月に開業したばかりの「箱根天悠」に宿泊してきましたのでレポートします。

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玄関にて。箱根連山の借景は見事

箱根連山を一望の高台に建つお宿

一口に「箱根」と言ってもそのエリアは非常に広大ですが、温泉街としての箱根は、玄関口の箱根湯本から登山電車の終着駅である強羅までの間に点在しています。

箱根天悠は強羅の一つ手前、箱根の中でも高台の「小涌谷」に位置するお宿です。ちなみに、強羅の先はさらに急勾配となるため、交通手段はロープウェイとなります(途中に有名な大涌谷があります)。

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駐車場より。高台のお宿は眺望も良好

小涌谷と言えば、箱根最大の温泉旅館である小涌園が有名ですよね。隣接する人気レジャー施設の「ユネッサン」とともに藤田観光の系列です。(ちなみに小涌園は2018年1月10日をもって営業終了。ニュースにもなりました)

そして、小涌園が高級ラインの新旅館として2017年4月に開業したのが箱根天悠です。宿泊料金はオフシーズンで3万円前後となるため、共立メンテナンス系列(雪月花、水の音)より上位の料金設定となります。

箱根では貴重な新築旅館

旅館業界の最近のトレンドは「居抜き」です。星野リゾートや共立メンテナンスなど、この方法で事業を拡大しているリゾートグループもありますよね。

しかひ、内装はリフォームできても、建物の外観や共有部(大浴場、階段、廊下)などの老朽化は隠せませんよね。1泊3万円前後の居抜き系リゾートホテルには何度も泊まりましたが、外観がボロいとテンションが下がります。

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ロビーにて。和風モダンのお手本のよう

一方、箱根天悠は2017年4月開業の100%新築ですから、外観が真新しいことはもちろん、清潔感やセンスの良さに溢れています。

土地の限られる箱根地域で新築旅館は大変貴重なので、ぜひとも新築の香りがするうちに、利用してみていただきたい旅館です。

本格的な子供メニューに驚く

1泊3万円からの旅館ですので、食事の品数や盛り付けもしっかりしています。食事についてはどの旅館も頑張っているので違いはわずかですが、共立メンテナンス系列より上だと思いますよ。

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夕食はフュージョン系の和食。手前は猪のハム

食事に関して驚いたのは子供メニューですね。同じ価格帯の旅館でも、子供メニューはレンチンのエビフライやハンバーグが出たりしますが、大人が食べて美味な品々に感心しました。

下の写真は、金目鯛の煮付け、鶏唐揚げです。このほかにマグロ握りと海苔巻き2種が付きました。鶏唐揚げは色が黒いので揚げ過ぎかと思いましたが、食べてみると超ジューシーで専門店レベルの味でした。なにかと食わず嫌いの多い我が子も、美味しそうにバクバク食べました。

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この他に握りと海苔巻きの夕食です

子供メニューについては予約時にあらかじめ相談しておけば考慮してくれると思います。我が家は「追加料金で構わないので子供食に握り寿司と海苔巻きを入れてほしい」とお願いしましたが、精算時に追加料金は請求されていませんでした。このくらいであれば、サービスの範囲内で対応していただけたのかもしれません。当然有料だと思っていたので、伝票を見て驚きました。

新築の大浴場は気持ちいい。幻想的な露天風呂も

箱根と言えば日本一の温泉地ですから、大浴場も重要なポイントです。

ここでも新築であることは大きな魅力。浴室内は木目調の総タイル貼りで豪華な内装。もちろん清潔感も問題ありません。

そして露天風呂前には天然の滝が落ち、時間を忘れてお湯につかってしまいます。季節柄、滝の水しぶきが付近の岩場や木々にかかり、それが樹氷やつららのように凍り、幻想的な雰囲気です。やはり箱根は冬がいいですね。

脱衣所はパウダールームのように上質なしつらえとなっており、化粧水などの備え付けの品は資生堂で統一されています。

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とても珍しい客室内のシャワールーム

また、外国人旅行客への配慮として、全室に露天風呂とシャワールームが完備されています。フロントスタッフの中には日英中がペラペラの方もおられ、外国人を非常に意識した旅館だと感じました。

まとめ

日本最大の温泉リゾートである箱根には、オフシーズン料金で1泊5万円以上の宿が何件もあります。

箱根天悠は1泊3万円からと手頃な価格でありながら、(居抜き改装ではなく)新築ならではの現代風のセンスを存分に感じさせる旅館です。

1泊3万円からという価格設定はとてもお値打ちであり、この値段ならリピートもアリです。

というわけで以上となります。

ちなみに、これまで宿泊した中で自分が「最高!」と思った旅館は和歌山の万亭さんです。こちら、幕末の志士も通ったという京都の料理旅館「一力茶屋」の旧別邸で、古さが貫禄に進化したような素晴らしいお宿です。20畳の和室で食べる夕食は豪勢なものでした。平成23年4月から休館しているようですが、再開が待ち遠しいです。

南紀白浜 旅館万亭

http://www.mantei.jp/kannai/

その他写真資料

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斜面に建っているため玄関は5階です

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開放的で和モダンが見事なロビー

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客室内。写真では分かりづらいですが、細かい部分まで「仕事」がほどこされた内装になっています

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客室内の手洗い場は化粧台のようですね