こんにちは、ちうぱんです。
自分もかれこれ10年ほどブログを書いてきて、もろもろ含めて家一軒建つくらいの収益を出す過程で、それなりに文章術の研究もしてきました。
そこで今回は、ブロガーのライティング技術って何なの?という話題について、情報を整理していきたいと思います。
- お作法的な文章術ではPVを稼げない
- ブログライティングは「ネタと切り口が9割」
- ネタは読者の母集団、切り口は競争力
- なぜ「ネタへの依存」が危険なのか
- 残りの1割は「勢い」だと思う
- (まとめ)文章テクに凝る前にやるべきことがある
お作法的な文章術ではPVを稼げない
まずはGoogleで「ブログライティング」について調べてみました。
検索結果をざっくり要約すると・・・
- 文章は簡潔に
- 「何得」を提示する
- 結論を先に書く
- 数字で語る
- 理由を示す
- 「自分らしさ」を大切に
みたいなことが書かれてた。
文章は簡潔に!
僕)まあ、そうだろうなあ。。
「何得」を提示する!
僕)それもそうだろうなあ。。
結論を先に書く!
僕)リード文のことだよね。。
という感じ。
反応薄めですいません(汗
一つ一つはごもっともだと思うんですよ。
自分も文章を書くときに意識していることばかりです。
しかしですね
ブロガー目線で言わせていただくと
これはPVアップの「十分条件」ではない
ということ。
文章を書く上でのお作法としては大切なんですが、集客力(=PV)を高めるには「one more thing」が必要だと思うんですよね。
ブログライティングは「ネタと切り口が9割」
率直に言うと、PVを集めるためのライティング技術は、「ネタと切り口が9割」だと思っています。(10割と言いたいところだけど、残りの1割については後で書きます。)
たとえば、下記リンクを見てください。タイトルだけでOKです。
脱毛!?
いや、脱毛は関係無いですw
重要なのは「学割を使って」の部分。
脱毛体験記だけではパンチに欠けるけど、
学割という切り口を追加することで
グサッと
刺さると思いませんか?
学生という特定の読者層には、学割ってメチャ目にとまるんですよ。
これが「切り口」のチカラ。
このケースだと
ネタ=脱毛
切り口=学割が使える
ですよね。
これを一般的な説明に置き換えると
ネタ=書きたいこと
切り口=読みたいこと
という関係が見えてくる。
アフィリエイトなら
ネタ=商材
切り口=潜在需要
となるのは言うまでもない。
ネタは読者の母集団、切り口は競争力
ライティング技術では「ネタと切り口が9割」と書きましたが、実はネタと切り口を切り離して考えることが重要。
というのも・・
ネタ=母集団
ネタを決めた段階で、読者の母集団も決まる。PVを稼ぐためにはビッグワードで勝負したいところ。ニッチなネタは競合は少ないけど、読者数の伸び代も限られる。
それに対して・・
切り口=競争力
同じネタに関する記事が複数あるとき、競争力を決定するのが切り口。競合の多いネタほど、切り口を工夫しないと読者の目にとまらない。
なぜ「ネタへの依存」が危険なのか
ブログ記事にとってネタと切り口は車の両輪みたいなものですが、残念ながら、わりと多くのブロガーがネタだけで記事を量産してると思う。
ネタだけで記事を書くとはどういうことか?
一番多いのがレビュー記事ですよね。
新型iPhoneを買いました~
最近観て面白かった映画~
コンビニスイーツ etc.etc.
それな!(涙
レビュー記事は商品内容と感想を並べるだけで書けてしまうし、商品リンクも貼りやすい。ブロガーにとっては便利な題材だけど、ネタへの依存が大きいので注意が必要。
週刊誌を例に説明するなら、SPA!が「ネタ+切り口」なのに対して、FRASHは完全にネタ重視。いわゆる文春砲もネタ兵器wだから売れてるんですよね。
つまり、ネタだけで記事を読ませるためには、相当なネタが必要だということ!
具体的には、自分の足で稼いだ一次情報だけがネタとして通用する。個人ブロガーがネタだけでPVを集めようと思ったら、FRASH並みの取材力を持たなければ無理ってコトですよね。
だから、買い物したらレビュー記事を書くみたいな作業を繰り返してもダメで、やっぱり「そこに切り口はあるか?」を意識することが大切。これは自戒を込めて。
残りの1割は「勢い」だと思う
ところで、ライティング技術でもう一つ大切なことは、勢い、だと思うんですよね。
勢いとかw
説明が雑!ごめん!
だけど、真面目にそう思ってる。
文章にテンポとリズム感を出して、最後まで読ませる「勢い」が大切ってこと。
ブロガー界隈ではヒトデさん(id:hitode99)がこのタイプだと思う。文節の途中で改行するとか、文末に句点を打たないとか、とにかく独特。でも読ませる勢いがある。
(まとめ)文章テクに凝る前にやるべきことがある
個人的に10年以上はブログを書いてきて、やっぱりブロガーにとってPVは正義だと思うし、メディアを継続していく上でも集客力は大切なんですよね。
そのPV稼ぎ(=SEO)には一定程度の記事数が必要なので、高品質な記事を効率的に量産するために、いま注目を集めているのが「ライティング技術」というヤツ。
しかし、文章テクニックなんかに凝る前に、同じネタで記事を書くブロガーが100人いるという発想が重要。ルンバのレビューなんて数千は書かれてると考えるべきw
だから、ガチでPVアップを目指すなら、ネタは読者の母集団くらいに考えて、その中で競争力を高めるには「切り口」がとても大切。もちろん、ニッチなネタでブルーオーシャンを狙うという戦略もある。
いずれにせよ、ブログは空手より総合格闘技に近いということ。型を磨くより、一撃破壊や不意打ちを狙わないとランキングは上がらない。
いやほんと、厳しい世界です。というわけで以上っ!