こんにちは、ちうぱんです。
ブログの写真撮影用に「PULUZ撮影ボックス」を購入したのでレビューします。
結論から言ってしまうと、日常使用の撮影キットとして非常に優秀で、1万円以下の製品ではベストバイに推奨します。
これまで大里化学工業のPHOTOLAやAmazonポータブルフォトスタジオを使ってきましたが、撮影対象は小物が多いので、いまではPULUZ撮影ボックスの使用頻度が圧倒的に高まっている状況となっています。
では以下、さっそくレビューして参りましょう。
中国製ながら気の利いた外箱
まず始めに外箱の形状ですが、一辺45cmの正方形で厚みは5.5cmとなっています。それほど重量はありませんが、上部に「取っ手」が付いているので持ち運びに便利です。本製品は言わずもがな中国製ですが、なかなか気が利いていますね。むしろ、しっかりとした梱包に好印象を持ちました。
ちなみに、本製品の収納時(折りたたみ時)のサイズは、こちらの外箱とほぼ同じ大きさとなります。
内容物と機能について
続いて、内容物の確認してまいりましょう。
本製品の本体・付属品は以下のとおりです。
- 撮影ボックス本体
- 電源アダプタ
- 背景紙(白・黒・オレンジ)
- デフューザー
なんとLEDは無段階で光量調整が可能!
さて、付属品の中で電源アダプタにご注目。なんと、LEDの光量調節ダイヤルが付いています。無段階式のダイヤルなので、わずかな微調整も可能となります。光量調節が可能な撮影ボックスはなかなか無いですよ。
また、Amazonのレビューでは光量が弱いなどという書き込みもありますが、とんでもない!光量をMAXにすると直視できないほどの明るさです。
LEDの光量については、カメラ側でホワイトバランスが効きすぎないよう、ダイヤルの真ん中より少し明るめ程度に調整したほうがよいと思います。
背景紙が3枚付きで取り扱いがラクチン!
さらに、背景紙が3枚付属しています。撮影ボックス本体にはマジックテープで固定します。
ちなみに、大型の撮影ボックスとして定評のある「Amazonベーシック ポータブルフォトスタジオ」には背景紙が付きません。被写体により雰囲気を変えたい人には本製品がおすすめです。
ちなみに、背景紙はおそらくPP素材で透明度が低いため、白と黒を重ねても後ろの色が透けて見えることはありません。
下の写真は組み立て後の撮影ボックスですが、白い背景氏の後ろに黒とオレンジの背景紙を重ねています。このままの状態で使用も保管もできるので、使わない背景紙をいちいち取り外す手間がありません。
本体上部の白い布はLED光をやわらげるためのデフューザー
一般的な紙製の背景紙だと、保管時には折り目がつかないよう筒に入れたり、撮影時にはスタンドにクリップ止めしたり、取り扱いが非常に面倒です。
自分は大里化学工業のPHOTOLA(フォトラ)も所有していますが、長辺1mの背景紙を毎回出し入れするだけで億劫に感じます。撮影キットとしては本格的ですが、使用機会は多くありません。
実際に使い比べてみないと便利さが伝わりづらいかもしれませんが、背景紙の取り扱いの簡単さは本製品の長所として特筆すべき点だと思います。
光量の違いによる写り方の違いは?
すでに書いたように、本製品はLEDの光量を無段階で調整可能です。
下の写真は、光量調整ダイヤルを真ん中より少し明るめの設定で撮影したものです。
いかがでしょうか?
ちなみに、カメラはiPhone Xの光学2倍ズーム使用です。まったくの無加工でこのクオリティですから、他の撮影キットの出番が減ってしまいますね。
光量調節「中」で撮影
一方で、下の写真はLEDを光量最大にして撮影したものです。
こちらも無加工ですが、カメラ側のホワイトバランス調整(オート)が効きすぎて、全体的に青みがかった不自然な写りになりました。
光量調節「最大」で撮影
LEDの光量については、闇雲にMAXで使うのではなく、被写体の大きさなどに応じて、その場その場で調整したほうが良いでしょう。
(まとめ)40cmサイズの撮影ボックスではベストバイ
本製品の販売価格は7千円台(参考価格7,979円)なので、なかなかのお値段です。自分も熟慮に熟慮を重ね、経験と勇気をフル動員して買いました。なにせ撮影ボックスを買うのは3台目で、撮影ボックスだけで5万円以上も使ってます。もちろん家族には内緒です。
本製品には3辺40cmと60cmの2種類がありますが、自分は40cmサイズを組み立てた状態のまま作業場に置いておき、コンセントに電源をつなぐだけで撮影可能にしてあります。
Amazonベーシックのポータブルフォトスタジオは横幅が75cmもあるため、組み立ては一瞬とは言えども、不使用時は収納庫に保管する手間があります。
また、ライティングにこだわった写真を撮影するには大里化学工業の「PHOTOLA」がベストですが、上でも書いたとおり背景紙の出し入れが面倒という難点があります。
結果的に、本製品「PULUZ撮影ボックス」の使い勝手が最も良く、いまでは本製品の使用頻度が圧倒的に高まっており、これ一台でほとんどの小物撮影に対応できてしまっています。
ちなみに、Amazonではたまにセール対象になっているらしく、2割引きの6千円台で売られていることもあるようです。ほしいものリストに加えておき、セールを待つのもいいのではないでしょうか。
より大きな被写体を撮影したい場合に最適な撮影キットはこちら
今回紹介したPULUZ撮影ボックスは、コンパクトかつ機能性の高さが好印象な撮影キットでした。
一方で、もう少し大きな被写体を撮影したい場合など、TPOに応じて撮影キットを使い分けるのも便利ですよ。以下では自分が実際に購入して使ってみた撮影キットを紹介していきます。
大里化学工業 PHOTOLA
まずは、大里化学工業という下町の町工場が作ったヒット商品「PHOTOLA(フォトラ)」です。詳細なレビューは下記をご覧ください。
PHOTOLA(フォトラ)は撮影ボックスではなく、照明機材がメインの撮影キットとなります。
2台の照明機材の設置位置を工夫することで、光の当たり加減で、被写体の表情が変化します。料理ブロガーさんや、ライティングにこだわりたいハイアマチュアにもおすすめです。
また、製品本体はA4サイズと小型のため、本棚にも収納可能な保管性の良さもポイントです。
なお、上記のとおり製品本体は小型ですが、背景紙の長辺が1mほどあるため、ダイニングテーブルくらいの大きさの作業台が必要となります。
Amazonベーシック ポータブルフォトスタジオ
お次は「Amazonベーシック ポータブルフォトスタジオ」です。詳細なレビューは下記をご覧ください。
Amazonベーシックとは、Amazon本社がグローバル戦略商品として開発したプライベートブランドです。こちらの製品の特長は、ビッグサイズなのに組み立てが一瞬という機能性の高さですね。
横幅が75cmもあるので、小物はもちろん、ちょっとした大きさのものまで、大抵の被写体に対応可能です。
なお、商品名に「ポータブル」とありますが、グッとくるような重量があります。持ち運びは屋内に限定したほうがよいでしょう。