こんにちは、住宅ローン持ちのちうぱんです。
2017年8月の住宅ローン金利が、金融機関各社から一斉に発表されました。
こちらでは三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行を中心に、住宅ローン金利の推移を定期的にウォッチしています。(自分自身も両銀行と住宅ローンの契約経験がありますが、金利面での融資条件では最良と考えています)
住宅購入やローン借り換えの参考にしていただければ幸いです。
2017年8月ローン金利の動向
三井住友信託銀行、住信SBIネット銀行とも、住宅ローン金利は7月から0.05%程度の微増となりました。
半月前に8月金利を発表したソニー銀行が全ての融資期間で金利を上げていたため、他行の追随は既定路線であったように思われます。
住宅ローン金利の指標である「10年国債利回り」は4月中旬に0.00%に肉薄したものの、7月上旬には0.10%付近まで上昇していることから、金利チャートでは短期間での上昇傾向が明瞭です。
各社8月住宅ローン金利
金利表の見方
- 金利は今月の住宅ローン金利です。カッコ内の数字は前月金利となります。
- 変動金利は通期引き下げ金利、固定金利は当初引き下げ金利です。
- 融資条件により金利に幅のある場合、再優遇金利を表示しています。
三井住友信託銀行(新規・借り換え)
実店舗型の金融機関にもかかわらず、相変わらず業界最低水準の金利設定となっています。近くに店舗があるなら迷わずオススメします。
10年固定金利で他行と比較すると、メガバンクで最も低金利な三菱東京UFJが0.80%(前月比+0.1%)、新規参入組ではイオン銀行が0.69%(前月比±0%)となっています。
変動 0.525
固定2年 0.35(0.35)±0
固定3年 0.35(0.35)±0
固定5年 0.45(0.45)±0
固定10年 0.70(0.65)+0.05
固定15年 0.95(0.90)+0.05
固定20年 1.05(1.00)+0.05
固定30年 1.10(1.05)+0.05
住信SBIネット銀行(新規・借り換え)
ネット専用住宅ローンの中では最低水準の金利設定を継続中です。三井住友信託銀行の住宅ローンを代理販売しているため、ほぼ同水準の低金利となっています。
変動 0.444(0.444)±0
固定2年 0.35(0.35)±0
固定3年 0.45(0.45)±0
固定5年 0.47(0.47)±0
固定10年 0.66(0.66)±0
固定15年 0.96(0.92)+0.04
固定20年 1.01(1.01)±0
固定30年 1.23(1.23)±0
変動金利は2017年9月29日まで0.444%のキャンペーン中です。さらに、現金2万円のキャッシュバックもあり、変動金利を利用するなら住信SBIネット銀行をオススメします。
まとめ
住宅ローンはゆるやかな上昇傾向にありますが、2017年8月金利はまだまだ低水準です。
数ある金融機関の中でも、実店舗型では三井住友信託銀行が、ネット手続型では住信SBIネット銀行が、業界最低水準をキープしています。
近くに店舗があるならば、迷わず三井住友信託銀行を選んで後悔無しです。メガバンクの中では三菱東京UFJ銀行が最も金利で攻めています。それ以外の実店舗型金融機関は地銀も含めて金利面での魅力はありません。
三井住友信託銀行に次いで低金利なのが、住信SBIネット銀行です。住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行の住宅ローン商品を代理販売しているため、三井住友信託銀行よりも(ほんのわずかに)金利が高いです。
ただし、住信SBIネット銀行は手続きに時間がかかるため、融資実行日が迫っている場合は避けたほうがよいです。自分も住信SBIネット銀行で住宅ローンを借り換えましたが、申込みから融資まで2ヶ月以上かかりました。
住宅ローン比較サイトで「じぶん銀行」などが低金利として紹介されている場合もありますが、アフィリエイト目的の場合もあるので注意してください。ちなみに、2017年7月の30年固定金利では、三井住友信託銀行の1.05%に対して、じぶん銀行は2.05%となっています。三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行は、変動金利と全ての期間固定金利において、業界最低水準の住宅ローン金利を設定しています。
以上となります。なお、本日の記事に関連して、住宅ローン金利の先読み方法については下記記事にまとめていますので合わせてご覧ください。