こんにちは、住宅ローン持ちのちうぱんです。
2017年9月の住宅ローン金利が、金融機関各社から一斉に発表されました。
当ブログでは三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行を中心に、住宅ローン金利の推移を定期的にウォッチしています。(筆者自身も両銀行と住宅ローンの契約経験がありますが、金利面での融資条件では最良と考えています)
住宅購入やローン借り換えの参考にしていただければ幸いです。
2017年9月ローン金利の動向
それでは、2017年9月の住宅ローン金利を見ていきましょう。三井住友信託銀行は据え置き、住信SBIネット銀行は7月から最大0.04%程度の微減となっています。
半月前に9月金利を発表したソニー銀行が全ての融資期間で金利を下げましたが、それに追随したい気持ちと様子見気配が入り交じる金利動向となりました。
一方、住宅ローン金利の指標である「10年国債利回り」は4月中旬に0.00%に肉薄したあと、7月上旬には0.10%付近まで上昇したものの、9月1日には0%を割り込みました。この金利水準がどの程度継続するかによって、10月金利はそれなりに動くことになりそうです。
各社9月住宅ローン金利
金利表の見方
- 金利は今月の住宅ローン金利です。カッコ内の数字は前月金利となります。
- 変動金利は通期引き下げ金利、固定金利は当初引き下げ金利です。
- 融資条件により金利に幅のある場合、再優遇金利を表示しています。
三井住友信託銀行(新規・借り換え)
実店舗型の金融機関にもかかわらず、相変わらず業界最低水準の金利設定となっています。近くに店舗があるなら迷わずオススメします。
10年固定金利で他行と比較すると、メガバンクで最も低金利な三菱東京UFJが0.75%(前月比-0.05%)、新規参入組ではイオン銀行が0.69%(前月比±0%)となっています。
変動 0.525
固定2年 0.35(0.35)±0
固定3年 0.35(0.35)±0
固定5年 0.45(0.45)±0
固定10年 0.70(0.70)±0
固定15年 0.95(0.95)±0
固定20年 1.05(1.05)±0
固定30年 1.10(1.10)±0
なお、このところ三菱UFJ信託銀行が、かなり攻めの金利設定をしています。固定金利では全ての融資条件で三井住友信託銀行より有利なため、当ブログでも動向をウォッチしていきたいと思います。
変動 0.575
固定3年 0.30
固定5年 0.30
固定10年 0.57
固定15年 0.84
固定20年 1.01
住信SBIネット銀行(新規・借り換え)
ネット専用住宅ローンの中では最低水準の金利設定を継続中です。三井住友信託銀行の住宅ローンを代理販売しているため、ほぼ同水準の低金利となっています。
変動 0.444(0.444)±0
固定2年 0.35(0.35)±0
固定3年 0.45(0.45)±0
固定5年 0.46(0.47)-0.01
固定10年 0.64(0.66)-0.02
固定15年 0.92(0.96)-0.04
固定20年 0.98(1.01)-0.03
固定30年 1.20(1.23)-0.03
変動金利は2017年9月29日まで0.444%のキャンペーン中です。さらに、現金2万円のキャッシュバックもあり、変動金利を利用するなら住信SBIネット銀行をオススメします。
まとめ
住宅ローンは4月以降ゆるやかな上昇傾向にありましたが、金利の指標となる10年国債利回りが8月以降急落し、9月1日には0%を割り込みました。この水準が10月の住宅ローン金利に反映されれば、10月は住宅ローン締結のチャンスになりそうです。
金融機関別の金利比較では、実店舗型では三井住友信託銀行が、ネット手続型では住信SBIネット銀行が、業界最低水準をキープしています。
近くに店舗があるならば、迷わず三井住友信託銀行を選んで後悔無しです(直近では三菱UFJ信託銀行がさらに有利です)。メガバンクの中では三菱東京UFJ銀行が最も金利で攻めています。それ以外の実店舗型金融機関は地銀も含めて金利面での魅力はありません。
三井住友信託銀行に次いで低金利なのが、住信SBIネット銀行です。住信SBIネット銀行は三井住友信託銀行の住宅ローン商品を代理販売しているため、三井住友信託銀行よりも(ほんのわずかに)金利が高いです。ただし、直近の金利設定においては、固定10年以上で住信SBIのほうが三井住友信託銀行より有利となっています。
ただし、住信SBIネット銀行は手続きに時間がかかるため、融資実行日が迫っている場合は避けたほうがよいです。筆者も住信SBIネット銀行で住宅ローンを借り換えましたが、申込みから融資まで2ヶ月以上かかりました。
住宅ローン比較サイトで「じぶん銀行」などが低金利として紹介されている場合もありますが、アフィリエイト目的の場合もあるので注意してください。ちなみに、2017年7月の30年固定金利では、三井住友信託銀行の1.05%に対して、じぶん銀行は2.05%となっています。三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行は、変動金利と全ての期間固定金利において、業界最低水準の住宅ローン金利を設定しています。
以上となります。なお、本日の記事に関連して、住宅ローン金利の先読み方法については下記記事にまとめていますので合わせてご覧ください。