今日はルンバのDIY修理に関する話題です。
純正品を使うと1万円以上かかるであろうタイヤ交換も、社外互換品を使えば数百円ですることができるので、苦労した点も含めて手順をシェアします。
いちおう事の発端をお話しておくと、このところ我が家のルンバが「清掃後に充電ベースに戻れない」という事象が頻発していて、結論から言えばゴムタイヤの摩耗が原因でした。ルンバはタイヤが摩耗すると、わずかな段差も乗り換えられないので、同じようなトラブルが起こったら、タイヤの摩耗を疑ってみてください。
さて、前置きはこの程度にしておいて、さっそく作業に取り掛かります。
ルンバをひっくり返して、裏蓋を取り外したのが下の写真です。ネジを5~6本外すだけで内部にアクセスできるので、メンテナンス性は非常に高いと思います。
非常にお見苦しい画像で恐縮ですが、タイヤ部分のアップです。ゴムタイヤの凸凹が完全に消失し、ツルッツルに摩耗していますね。
ルンバe5の場合、赤い丸で囲った2本のネジを外すだけで、本体からタイヤユニットを取り外すことができます。
下の写真は、本体から取り外したタイヤユニットです。タイヤユニットごと交換することもできますが、純正品で1.6万円、互換品でも8千円ほどかかります。
ここから先は、かなりの力技になります。
ルンバのゴムタイヤは車輪に固定されているため、指で引っ張っても取り外せません。下の写真のように、マイナスドライバーを隙間に入れるなどして、強引に剥がし取るしかありません。ここが一番の難関ですね。
正直なところ、かなり気が滅入る作業です。少しずつ車輪から剥がしては、細かく引きちぎっていくの繰り返しです。
また、かなり力の要る作業なので、怪我には気をつけてください。わたしは指先にマイナスドライバーを突き刺してしまいました。。
15分ほどかけて、ようやく片側のゴムタイヤを剥がしました。下の写真のとおり、きれいに剥がし取ることは不可能ですが、誰がやってもこうなるので心配いりません。
ここに、Amazonで購入した互換タイヤをはめていきます。わたしは899円の翌日配送品を購入しましたが、海外配送品なら300円台から売られています。
タイヤ交換後の完成写真です。まるで新品のように蘇りました。タイヤを引き剥がした作業痕は、交換タイヤに隠れて全く見えません。
全体の所要時間は、内部の清掃も含めて50分くらいでしょうか。そのうち30分は車輪からタイヤを剥がし取る作業なので、作業前のイメージよりはずっと手間がかかると思います。
正直なところ、誰にでもお勧めできる作業ではありませんが、タイヤユニットごと交換するよりも圧倒的に安く修理できるので、ご参考になれば幸いです。