こんにちは、住宅ローン持ちのちうぱんです。
ソニー銀行がひと足早く新年7月の住宅ローン金利を発表しました。
基本的に住宅ローン金利は毎月1日に更新されますが、ソニー銀行は他行よりも半月早く翌月金利を公表しています。住宅購入を控えてる人や、そろそろ借り換えたいなぁと思ってる人は、ソニー銀行の金利や10年国債利回りを参考に、来月の金利を予想してみてくださいね。
固定金利は全融資期間で増
ソニー銀行の7月ローン金利は以下のとおりです。融資期間10年以下では0.007%程度の金利減。逆に、15年以上では最大0.01%の金利増となっています。
※上記金利は新規購入(自己資金10%以上)での適用金利
※借り換え等の金利は概ね上記の0.05%増し
6月金利は前月比最大0.067%の大幅増となっていたため、7月金利はちょっと一息といった状況です。しかし、上述のとおり融資期間15年以上ではさらに金利を上げていることからも、本格的な金利上昇がそろそろ始まってくるのでは?という印象を持ちます。
さらに、欧州中央銀行が量的緩和政策を年内に終了すると発表したことも、少なからず日本の金融政策に影響を与えるでしょう。ゼロ金利が解除されれば、住宅ローンへの影響も甚大となります。
ちなみに、3,000万円を25年の金利固定で借りた場合、金利が0.1%違うと利息差は約41万円となります。長期ローンでは0.1%がサラリーマンの給料1ヶ月分+αです!
10年国債利回りは堅調に回復中
住宅ローン金利の指標となる10年国債利回りは、3月下旬にゼロ金利迫ったあと、直近では0.03~0.04%のレンジで推移しています。より大局的には、ながらく0.00%と0.1%の間を行ったり来たりの状況が続いており、長期金利の回復はまだまだ先という予感です。
7月1日に発表される他行の住宅ローン金利についても、ソニー銀行と同様、あまり大きな動きは無いでしょう。
なお、国債利回りが低迷していても、住宅ローン金利が最も低かった2016年8月頃の水準まで店頭金利が下がることは無いでしょう。待てば下がるという状況ではないので、ローン金利は早いほどチャンスです。
10年国債利回りのチャートでは、三井住友銀行のサイトが一番見やすいので、いちおうリンクを貼っておきます。
なお、住宅ローンについて「なにか一冊」ということであれば、累計13万部(改訂6回)の下記書籍を推奨いたします。
ご参考までバックナンバーはこちら。金利推移の分析にお役立てください。
《2017年》12月, 11月, 10月, 9月, 8月, 7月
以上となります。