こんにちは、住宅ローン持ちのちうぱんです。
ソニー銀行がひと足早く12月の住宅ローン金利を発表しました。
基本的に住宅ローン金利は毎月1日に更新されますが、ソニー銀行は他行よりも半月早く翌月金利を公表しています。住宅購入を控えてる人や、そろそろ借り換えたいなぁと思ってる人は、ソニー銀行の金利や10年国債利回りを参考に、来月の金利を予想してみてくださいね。
ソニー銀行の住宅ローン金利は反転Down、10月金利の水準に
直近3ヶ月ほど金利アップが続いていたソニー銀行ですが、12月金利では固定20年で-0.042%の金利減となり、ほぼ10月金利の水準まで巻き戻しています。
変動 0.457%(±0)
固定2年 0.717%(-0.021)
固定5年 0.831%(-0.043)
固定10年 0.980%(±0)
固定20年 1.517%(-0.042)
固定20超 1.648%(-0.039)
※上記金利は新規購入(自己資金10%以上)での適用金利
※借り換え等の金利は概ね上記の0.05%増し
さて、後述のとおり、10月下旬から10年国債利回りが急落した影響で、住宅ローン金利の連続上昇にストップがかかりました!
ソニー銀行の住宅ローン金利は、わずか3ヶ月の間に0.2%近く急上昇しており、今後はどうなってしまうのかという緊迫感もありましたが、ここでやや調整が入ったことに安堵した方も多いのではと思います。
ちなみに、3,000万円を25年の金利固定で借りた場合、金利が0.1%違うと利息差は約41万円となります。長期ローンでは0.1%がサラリーマンの給料1ヶ月分+αです!
10年国債利回りは0.11%付近で様子見
住宅ローン金利の指標となる10年国債利回りは、2016年2月に日銀がマイナス金利政策を導入して以来、史上空前の低金利状態が継続していました。
しかし、7月末に日銀が、(金融緩和を継続しつつも)一定の金利変動を容認したことで、一気に0.1%の壁を突き破ってきました。ちなみに、7月24日頃の日経新聞がこの情報を先行して報じていましたね。
さらに9月末からの1ヶ月間のうちに0.05%も急上昇していましたが、10月末からのクールダウンにより、現在は0.11%前後で行き来している状況です。
いまのところ日銀は、金融緩和の解除には言及していません。従って、住宅ローン金利が毎月0.1%ずつ上昇するといったことは、現時点では起こりえません。
しかし、もはや住宅ローン金利が今より下がるということは考えづらい状況のため、ローン契約は早いほど有利です。また、変動金利に関しては、次回の改定で利上げ見直しされるであろうことを念頭に置く必要があります。
なお、10年国債利回りのチャートでは、三井住友銀行のサイトが一番見やすいので、いちおうリンクを貼っておきます。
なお、住宅ローンについて「なにか一冊」ということであれば、累計13万部(改訂6回)の下記書籍を推奨いたします。
ご参考までバックナンバーはこちら。金利推移の分析にお役立てください。
《2018年》11月, 10月, 9月, 8月,7月, 6月, 5月, 4月, 3月, 2月, 1月
《2017年》12月, 11月, 10月, 9月, 8月, 7月
以上となります。