ねかつちう。

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12年ぶり期待作「エースコンバット7」はEASYモードでも鬼難度だけどVRモードは体験する価値ありな件

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こんにちは、ねかぱんです。

PSVR最強の話題作、「エースコンバット7」をひととおりクリアしたので、個人的感想を中心にレビューしたいと思います。

ひと言で評価させてもらうと、「こんなEASYモード見たことな~い」でしたw

では早速、レビューにいってみよー。

短評「初心者を撃墜させるEASYモードの塩っぷりですよw」

ストーリー ★★

ユージア大陸で勃発した二国間紛争を舞台に、主人公は大国オーシア連邦のエースパイロットとして活躍するというストーリー。ただし、いろいろ説明不足な部分が多く、ただ出撃命令に従って飛んでるだけという印象。シリーズ未プレイの人にとっては、いきなり「ユージア大陸」とか言われても理解できないと思います。

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また、主人公は最初から最後まで「謎の転校生」みたいな扱いで、顔も人格も表現されていません。また、ストーリーの展開で犯罪者にされたり英雄に持ち上げられたりと、「いったい自分は何者を操作しているんだろう?」というモヤモヤ感が強いですね。

システム ★★★★

この手のゲームは久しぶりでしたが、戦闘機の操作性は優秀だと思います。また、クリアポイントで戦闘機やパーツを購入するシステムは中毒性が高いですね。ナンバリングだけで7作も出しているシリーズだけあって、ゲームシステムの安定感は高いです。

ただし、実戦で使い物にならない特殊兵器が多いので★1つ減点。せめて特殊兵器を2つ搭載できれば戦略性が高まりますが、結局のところ4点ロックオンの4AAMしか使いませんでしたね。対艦ミサイルとか使う場面無いでしょ?という感じ。

難易度 ★

難易度は、EASY、NORMAL、HARD、ACE(HARDクリアで開放)の4段階ですが、EASYモードですら鬼!途中で投げ出したくなる難易度です。

難易度が高いと言っても、敵戦闘機が強いわけではなく、敵ミサイルを1つや2つ被弾したくらいでは死にません。ただし、こちらのミサイルも当たりませんw とりわけ敵方の無人戦闘機は運動能力が抜群で、誘導ミサイルが当たらないのはモチロン、重力を無視した急旋回とかw 敵機影が一瞬で視界から消えていくのは萎えますね~。自機を旋回させて背後を取るとか無理でしょ~。

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ミッション20では戦闘機で地下トンネルに潜入という無茶な指示

そして、本作の難易度を上げている最大の要因は、クリア条件となる時間制限が非常にシビアなんですよ。敵と戦うよりも、時間と戦っている感じです。時間制限が厳しいので、回避行動を無視した本末転倒なプレイを強いられますし、激突覚悟で地上の標的にアタックする場面も多々あります。

さらに、砂嵐や濃霧やレーダー不能wなど、プレイヤーの技量では対処できない要素が難易度に拍車をかけてきます。この点はAmazonレビューでも批判が多かったですね。

とにかく難易度が高すぎて、爽快感のあるミッションが1つも無いのは残念です。ミッションによっては20回くらい死んでるので、「次のミッションに進むのが怖い」、「もう二度とこのミッションやりたくない」という印象が強く残っています。

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憎き無人戦闘機、エースコンバット7が無理ゲーである原因の一つ

VRモード ★★★

さて、お待ちかねのVRモードですね。時代を先取りしたプレステVR(以下、PSVR)ですが、対応ソフトがほとんど発売されてきませんでした。それだけに、「ぜひエースコンバット7をVRでプレイしたい!」というニーズは高かったと思います。自分もエースコンバット7が無ければ、半年程度でPSVRを処分していたでしょう。

ちなみに、VRモードは本編のオマケのような位置づけで、キャンペーンモードとは異なる専用ストーリーが用意されています。キャンペーンモードで入手した機体やパーツが使えないのも残念ですが、良くも悪くもVRモードは別物と考えてよいでしょう。

さて、まずは画質の評価ですが、PSVRはお世辞にも高画質とは言えません。しかし、本作のプレイ画面は基本的に空と雲と豆粒大の敵機影だけなので、画像の粗さが気になる場面はほとんどありません。むしろ、ミッション1開始直後の出撃場面は、「VRすげー!」と感嘆してしまうほどの臨場感があります。ただし、画面プレイに比べ、海面や地表との距離感が視認しづらいので、高度計の数字に注意しないと激突します。

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操作性やVR酔いはともかく、VRモードの臨場感は一見の価値あり

一方で、VR酔いは最強クラスに強烈です。戦闘機は横旋回するときに機体を90度に傾けるんですが、パイロット視点での横旋回は吐きそうなほど酔います。もちろん、1つのミッションで何十回と横旋回を繰り返すわけで、ミッション後半はVR酔いでヘトヘトになります。VRモードをプレイ後は、ゴーグルをはずしても3分くらい気持ち悪さが続くほどなので、車の運転前や外出前のプレイは避けたほうがいいでしょう。

また、操作方法に関する通常モードとの違いとして、左スティックを横に倒すだけでは横旋回できません。いったんスティックを横に倒して機体を90度に傾けてから、さらにスティックを上(又は下)に倒すことで横旋回します。操作方法の違いとVR酔いのために、通常モードに輪をかけて難易度が高いです。自分はエースコンバット7のVRモードを楽しみにしていましたが、ミッション1をクリアするのが体力的に精一杯でした。

ただし、母艦のカタパルトから出撃する際の臨場感などは格別なものがあり、楽しむレベルに達するのはハードルが高くとも、体験としては貴重だったと思います。VRモードの無料体験版が配信されているので、PSVR持ちの人はぜひダウンロードしてみてくださいね。

store.playstation.com

総合評価 ★★★+α

発売延期に延期を重ねて、ようやく発売に漕ぎつけたエースコンバット7でしたが、上でも書いたように難易度調整が破綻しており、ハイスコアの達成どころか、クリアするだけで十分という気持ちになってしまうのは残念でした。しかも、敵と激闘して撃ち落とされるならまだしも、制限時間オーバーでミッション失敗ってw

言いたいことは山ほどありますが、それでもフライトコンバットのジャンルでは唯一無二のシリーズであることや、貴重なVRタイトルを提供してくれたことは評価します。