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ソニー銀行が1月住宅ローン金利を発表!国債利回りの急落で9月金利の水準まで巻き戻し

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こんにちは、住宅ローン持ちのちうぱんです。

ソニー銀行がひと足早く1月の住宅ローン金利を発表しました。

基本的に住宅ローン金利は毎月1日に更新されますが、ソニー銀行は他行よりも半月早く翌月金利を公表しています。住宅購入を控えてる人や、そろそろ借り換えたいなぁと思ってる人は、ソニー銀行の金利や10年国債利回りを参考に、来月の金利を予想してみてくださいね。

moneykit.net

1月金利は固定20年で単月-0.089%の大幅減

10年国債の上昇に連動して高水準を推移していた住宅ローン金利ですが、1月金利では固定20年で-0.089%の金利減となり、ほぼ9月金利の水準まで巻き戻しています。

変動 0.457%(±0)
固定2年 0.687%(-0.030)
固定5年 0.774%(-0.057)
固定10年 0.930%(-0.050)
固定20年 1.428%(-0.089)
固定20超 1.562%(-0.086)
※上記金利は新規購入(自己資金10%以上)での適用金利
※借り換え等の金利は概ね上記の0.05%増し

後述のとおり、10月下旬から10年国債利回りが急落した影響で、住宅ローン金利の連続上昇にストップがかかりました!

ソニー銀行の住宅ローン金利は、わずか3ヶ月の間に0.2%近く急上昇しており、今後はどうなってしまうのかという緊迫感もありましたが、金利上昇前の水準に近づいたことに安堵した方も多いのではと思います。

ちなみに、3,000万円を25年の金利固定で借りた場合、金利が0.1%違うと利息差は約41万円となります。長期ローンでは0.1%がサラリーマンの給料1ヶ月分+αです!

10年国債利回りは0.03%まで急落

住宅ローン金利の指標となる10年国債利回りは、2016年2月に日銀がマイナス金利政策を導入して以来、史上空前の低金利状態が継続していました。

しかし、7月末に日銀が、(金融緩和を継続しつつも)一定の金利変動を容認したことで、一気に0.1%の壁を突き破ってきました。ちなみに、7月24日頃の日経新聞がこの情報を先行して報じていましたね。

さらに9月末からの1ヶ月間のうちに+0.05%も急上昇していましたが、10月末からのクールダウンにより、わずか2ヶ月足らずのうちに-0.12%もの急降下となり、現在は0.03%前後で推移している状況です。

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国債利回り低下の原因は、世界的なリスク回避の流れ。米中の対立や、オイル価格を巡る緊張状態は多方面で報道されているとおりです。さらに、日銀当局者は「長期金利が0%以下でも構わない」とも発言しているようです。

経済ブログではありませんので過度の言及は避けますが、懸念されていた住宅ローン金利の急上昇については、いったん「待った」がかかった状況です。住宅ローン減税の延長も発表されたことで、住宅関係の買い環境はしばらく継続していきそうです。

ただし、日銀は2018年7月31日の金融政策決定会合で、長期金利を「上下0.1%からその倍程度に変動しうる」というスタンスを決定しているため、このことは頭の隅に置いておく必要があろうかと思います。

なお、10年国債利回りのチャートでは、三井住友銀行のサイトが一番見やすいので、いちおうリンクを貼っておきます。

fund.smbc.co.jp

なお、住宅ローンについて「なにか一冊」ということであれば、累計13万部(改訂6回)の下記書籍を推奨いたします。

ご参考までバックナンバーはこちら。金利推移の分析にお役立てください。

《2018年》12月, 11月, 10月, 9月, 8月,7月, 6月, 5月4月3月2月1月

《2017年》12月, 11月, 10月, 9月, 8月, 7月

以上となります。