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【ついに】Wacom Cintiq Pro 24/32 が正式公開、HDMIとDPからのネイティブ4K表示に対応など進化をまとめるゾ!

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《2018.3.16追記》東京の下町、清澄白河にて、4月15日までの期間限定で未発売のCintiq Pro 24/32シリーズ3機種が実機展示中。実機に触ったり、写真撮ったり、スタッフさんに質問したり、約1時間たっぷり楽しんできました!

こんにちは、ちうぱんです。

世界中のイラストレーター待望のWacom Cintiq Pro 24/32が、8ヶ月間の沈黙を破り、ついにベールを脱ぎましたよ!

Wacom Cintiq Pro 24/32とは?

Cintiq Pro24/32をご存知無い方のために簡単に説明しておくと、ペンタブレット業界最大手のWacom(埼玉にある日本の会社、社名の由来は「ワールド・和 + コンピューター」)が開発中の液晶ペンタブレットです。

Wacomは2016年秋冬に液晶ペンタブレットの現行モデル(Cintiq Pro 13/16 注:数字は画面サイズ)を発売しており、こちらも非常に高い評価を得ています。

その後、2017年7月11日に突如、Cintiq Proの上位版として24インチ及び32インチの新製品を、2018年初頭に発売することを発表しました。

それから8ヶ月、Wacom恒例の長い長い沈黙を破り、2月27日、ついに全貌が明らかとなりました。公式発表によれば、Cintiq pro 24(タッチ無し)が3月29日発売、価格は税込みで25万7040円、タッチ機能付きが5月発売で税込み31万1040円となります。

2018年3月16日追記 期間限定ギャラリーでCintiq Pro 24/32全機種を試用してきました

3月3日から4月15日までの期間限定で、東京の下町、清澄白河にてCintiq最新製品の展示会が開催されています。3月29日発売のCintiq Pro 24はもちろん、現時点で発売日未定の32インチ版も試用可能です。

実機に触ったり、写真撮ったり、スタッフさんに質問したり、約1時間ばかり発売前のCintiqを弄り倒してきたので、その様子を紹介します。

www.nekatsu.com

2018年2月27日追記 Cintiq pro 24発表、16インチ版との違いは?

上記のとおり、2018年2月28日、長い沈黙を破り、ついにCintiq pro 24が公式に発表となりました。発売時期は機種により、3月29日から順次発売となるとのこと。

HDMI、DPでのネイティブ4Kに対応

Cintiq pro 24の最大の進化は、HDMIとDPによるネイティブ4K表示への対応ですね。

すでに発売されているCintiq pro 13/16では、入力端子がUSB Type-Cのみであったため、HDMIやDPからの入力には「Wacom Link」という中継器が必要でした。そして、Wacom Link経由での入力時は4K表示に非対応(2Kで表示)という、酷な仕様が話題になりました。

Cintiq pro 16を4Kで使うために、Thunderbolt3搭載マザーボードや拡張カードがけっこう売れたという話も耳にします。ちなみに自分もGigabyteのAlpine RidgeというThunderbolt3拡張カードを増設しました(同カードの接続には注意点があるので、気になる方はこちらの記事をご覧ください)。

一方で、Cintiq pro 24/32では、本体背面にHDMI、DP、USB Type-Cポートがそれぞれ配置されており、問題のWacom Linkが不要となるため、映像入力端子に関わらず、ネイティブで4K表示が可能となっています。

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出典:engadget日本版

電源に関してはUSB PDには非対応なようで、ACアダプタからの給電となります。すなわち、映像入力と電源とで、最低でも2本のケーブル接続が必要です(ケーブルが2本必要という点ではCintiq pro 16と同様)。

ちなみに、Cintiq pro 13/16で4K表示をUSB Type-Cに限定した理由は、モバイル可能なサイズを実現するためだったとのこと。また、問題のWacom Linkについても、4K表示可能?な後継機を検討しているとのこと!個人的には実現性は眉唾ではないかと思っていますが、明るい話題であることに違いはありません。

さらなる低遅延、Adobe RGBカバー率99%

さらに、ディスプレイ性能も強化されています。正式なスペック値には現れてはいないものの、Wacom社員の使用感によれば、ペン入力による遅延はさらに抑えられているとのこと。Cintiq pro 13/16も遅延の少なさに定評がありましたが、さらなる低遅延となれば製品としての完成度は高そうです。

また、表示性能に関しても、色域がAdobe RGBカバー率99%にアップしています。従来機(Cintiq pro 13/16)では94%と、一般的なディスプレイにやや見劣りしていたので、妥協無きスペックへのアップグレードと言ってよいでしょう。

2018年2月20日追記 Wacom公式Twitterにティザー出現!

2017年7月11日の開発発表から長らく沈黙を貫いてきたCintiq pro 24/32ですが、Wacom公式Twitterに「Something bigger, bolder, and better is coming.」というメッセージとともに、ティザー広告が掲載されました!

1月に開催されたCES2018では、Cintiq pro 24が2018年2月に、32インチ版が2018年春に発売予定であることが公表されていましたね。

となると、24インチ版Cintiq proの発売がいよいよ近づいているということでしょう。2月発売という公約どおりならば、2月28日まで(米国で発表なら3月1日午前まで)に正式なプレスリリースがありそうです!

さらに、2月22日付けの海外からのツイートでは、「Cintiq Pro drops next week!」という情報も舞い込んできています。これはいよいよ楽しみ!

新製品に関して注目すべき点は、やはりCintiq pro 13/16とはコネクタ関係に変更がありそうです。Cintiq pro 13/16では左右3つのUSB-C端子とメモリーカードスロットという構成でしたが、今回Twitterで公開された画像を見ると、本体右側にUSB3.Xのコネクタが2つ見えますね。

CES2018後にアップされていたYouTube動画にも、なんとなーく映ってはいましたが、Cintiq pro 13/16で不評だった配線関係が改善されているのかもしれません。勝手な想像としては、Type-C dp altモード搭載PCとケーブル一本で入出力と電源供給が可能?新たに追加されたUSB3.Xコネクタには、有線マウスをつなぐなり、ハブとして使うなり、好きに使ってくれということなのでしょう!

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CES2018でついにCintiq Pro 24/32が公開されたゾ!

世界中のイラストレーター待望のWacom Cintiq Pro 24/32が、ラスベガスで開催中の世界最大の家電見本市「CES2018」でベールを脱ぎましたよ!

Cintiq Pro 24/32については、2017年7月に発売予告がなされましたが、「メールアドレスを登録してくださるユーザーの皆様には詳しい情報をお届けします」としながら、まったく新しい情報が伝わってきませんでした。

もちろん自分もメールアドレスを登録していましたが、その後、1通のメールも届いていません。2017年12月になっても情報がアップデートされないため、Twitter上には「本当に2018年初頭に発売なの?」、「最新情報くれー!」というメッセージが世界中の言語で書き込まれていました。

この流れでのCES2018です。まさに突然の公開。まだWacomの公式サイトにもアップされてませんが、海外報道でデカデカと実機が掲載されています。

www.theverge.com

いやあ、まさかでしたね。ラスベガスで毎年1月に開催されるCES(Consumer Electoronics Show)は、ソニーをはじめとする世界中の電子機器メーカーが、新しい年に発売予定の商品をお披露目する場として有名ですが、まさかCESでCintiq Pro 24/32が出展されるとは思いませんでした。

ってゆーか、そのくらいの情報は流してくれよと言いたい!ティザーとかでもいいからさ!何のためのメアド登録だったのか意味が分かりません。

Cintiq pro 24/32の発売情報など

ちなみに、上記リンク先のサイトによれば、Cintiq Pro 24は2018年2月発売、Cintiq Pro 32は2018年春発売とのことです。ちなみに、WacomはCintiq Pro 13/16発売時にも何の説明も無く発売予告を遅延させているので、あくまで目安と考えたほうが無難です。

また、価格はCintiq Pro 24が2000米ドル、Cintiq Pro 32が3300米ドルになるとのこと。直近の為替相場を踏まえると、32インチ版の国内価格は予告されていた36万円を少しオーバーするかもしれませんね。

さらに記事では、現行製品である13インチ、16インチ版の価格改定(値下げ)も期待したいと綴られています。WacomはCintiq Pro 13/16の発売にあわせて旧製品の価格改定を実施しているので、これは十分にありえる話です。

そして、もう1点気になることとして、Twitterで公開されているCES2018の展示画像をよく見てみると、Cintiq Pro本体にケーブルが1本しか接続されていない?ということ。

現行製品のCintiq 13/16は、電源供給とパソコンからの映像出力のため、2本のUSB Type-Cケーブルが必要でした。USB Type-Cは電源供給(Power Delivery)が可能な規格なので、これはスマートではないと不評でしたね。

4K解像度の24インチ画面ともなると必要なワット数も上がると思われるので、もしかすると背面でACアダプタにつながれているのかもしれませんが、もしもパソコンとケーブル1本で動作可能ならホントすごいなと思います。

というわけで、Wacomファンとして続報を待ちたいと思います。以上っ!