こんにちは、ねかぱんです。
すでにネットニュース等でご存知の方も多いと思いますが、ロジクールの高級マウス「MX Master」の新製品が発売されました。
こちら、発売日に購入しましたので、2日ほど使ってみての印象などをレビューします。結論から言うと、すでに同シリーズをお使いの方にも、自信を持って買い替えをお薦めできます。もう旧機種には戻れません。
まずは、MX Master3での変更点をさらっと確認します。
- ホイール部の改良(電磁気スクロール)
- サムホイールの大型化
- 戻る/進むボタンの位置変更
- Darkfieldによるトラッキング精度の向上
- 充電ポートをUSB-Cに変更
おそらく本記事をお読みいただいている方は、概略をご存知かと思いますので、公式サイトで確認できる情報については省きます。
さて、上記の改良点を見て、どう感じましたか?
私自身のファースト・インプレッションとしては、「あまり変わってないかな」という印象を持ちました。個人的にマウスなどの入力デバイスは大好物なので、1万円程度の出費を惜しむつもりはないのですが、物欲に駆られるような魅力は感じませんでしたね。
それでも、このところあまり無駄遣いしていない(iPhone11Proは買いましたがw)こともあり、発売日にAmazonでポチしてしまいました。結局買うんかいw という感じなんですが、それほど期待もせずに到着を待ちました。
触った瞬間にわかる小型・軽量化!
さてさて、Amazonさんから配送されましたので、さっそく使ってみましょう。
見出しに書いたとおりですが、触った瞬間から小型・軽量化に気づきます。下表のとおり、前機種(MX Master2s)とのスペック上の違いはわずかですが、手のひらへの「収まり感」が圧倒的に改善されています。
MX Master3 | MX Master2s | |
全長 | 124.9mm | 126.0mm |
幅 | 84.3mm | 85.7mm |
高さ | 51.0mm | 48.4mm |
重さ | 141g | 145g |
肉眼でも非常に微妙な違いですが、前後方向の傾斜が大きくなり、サムパッドが低くなっています。MX Master2sまでの従来機では、マウスと手のひらが密着する感じでしたが、MX Master3ではマウスと手のひらの間に適度な隙間を保てます。
自分は初代MX Masterから数えて全ての機種を使ってきましたが、ゲーミング用途以外では文句無しに「最強のマウス」だと思っています。ただ、従来機における唯一の問題点が、トラックボール型マウスに匹敵するほど大きな本体サイズであり、もう少し小さくならないものかと思っていたところです。
MX Masterは高速スクロールやサムホイールなど内部構造が複雑なため、大幅なサイズダウンは困難だと思われますが、微妙な形状変更でここまで印象が変わるものかと驚かされました。
ちなみに、そもそもMX Masterを未体験の方は、前機種のMX Master2sが1万円未満まで値下がりしているので、同じ価格帯ではコスパ抜群かと思います。(でも、個人的には少し高くてもMX Master3をお薦めします)
ホイール回転の静音化(ほぼ無音!)
さらに、もう一つ。ホイール回転音の静音化も大きな進化です。「もう旧機種には戻れない!」という意味では、MX Master3の最大の魅力かもしれません。
静音化については、ネットニュース等の報道で見知っていたわけですが、個人的にはそれほど重視していませんでした。というのも、前機種のMX Master2sについて、ホイール回転音が大きい(うるさい)と思ったことが無かったからですね。
だがしかし。
MX Master3のホイール回転音は(ほぼ)無音なわけですよ。
MX Master3と比較してしまうと、従来機のホイール回転音は、とても耳障りで耐えられません。MX Master2sまでの従来機では、ゆっくりホイールを回しても、カリカリカリカリとはっきり音が鳴りますからね。
とりわけ、長文記事を書くブロガーさんのように、上下スクロールを酷使する人ほど、ホイール静音化の効果を強く実感すると思います。
その他の「これ分かる!」な改善点
さらに、MX Master愛用者なら「これ分かる!」と共感いただける改良点を2つほどご紹介したいと思います。
1分高速充電
新機種では、1分の充電により3時間使用可能な高速充電機能が搭載されました。
ご存知のとおり、MX Masterシリーズのバッテリーは乾電池式ではないため、バッテリーが切れるとUSBケーブルでつなぎながら使わなくてはなりません。フル充電で70日使えるとはいえ、充電切れ時の不便はかなり解消すると思います。
主要ソフト対応の割り当て済みボタン設定
新機種では、ウェブブラウザ、Office製品、Adobe製品などに対応した機能が、ホイールやボタンに割り当て済みです。
サムホイールを例にすると、Excelでは水平スクロールとなり、ブラウザではタブ切り替えとして機能します。機能は使用しているソフトにより自動で切り替わります。
MX Masterには2つのホイールと6つのボタンが搭載されていますが、正直なところサムホイールの使い勝手は微妙でした。MX Master3で採用された自動割り当て(+自動切り替え)機能により、「Excelのときだけ水平スクロール」という使い方ができ、しかも設定不要なのは便利ですね。
ちなみに、筆者の場合、ロジクールオプションで以下のようにボタンを割り当てて使用しています(上記ソフトの使用時には割り当て済み機能が優先)。動画やPCゲームを楽しむ機会の多い人は、手元で音量調節できると便利かと思います。
- モードシフトボタン ⇒ タスクビュー
- サムホイール ⇒ 音量
- ジェスチャーボタン ⇒ ミュート
というわけで以上っ!MX Master3への買い替えは全力でお薦めです。