こんにちは、ネ活ちう。です。
今回はRatoc REX-KEB03レビューの2回目です。REX-KEB03でバランス接続とハイレゾ再生を楽しむための設定について解説します。初回からご覧になる方は下記リンクからどうぞ。
REX-KEB03の接続方法
まずは本体背面から。
音声入力系統はUSBと光デジタル端子の2種類です。PCやスマホとの接続ならUSBで、AV機器との接続なら光デジタル端子でつないでください。
なお、背面右側には充電用のUSB端子があります。音声入力用のUSB端子は電源を兼ねないため、充電しながら音楽を聞く場合、USBケーブルを2本挿す必要があります。
次に本体前面の接続です。
本体前面にはヘッドホン端子が3つあります。一番左は一般的な3.5mmステレオミニプラグ、その右に2.5mmのバランス接続用端子が2つあります。
REX-KEB03をバランス接続で使用する場合、アンプ側の端子径が2.5mmのケーブルを用意してください。
ケーブル端子が2.5mm?この部分の説明がチンプンカンプンな人のために、以下にて簡単な説明を加えます。そんなの知ってるという人は読み飛ばしてください。
まずは前提となる話。ポータブルオーディオでのバランス接続は、メーカーごとに端子の規格がバラバラで標準化されていません。
具体例として、韓国Astell&Kernの端子径は2.5mm、ソニーは3.5mmと4.4mmの2つがあります。Astell&Kernは高価格帯の製品を他に先駆けて発売してきた経緯があるため、オーディオマニアに対する影響力の強いメーカーです。
今回ご紹介しているREX-KEB03の端子径は2.5mmですので、Astell&Kernと同じ規格を採用しています(AK互換)。ですので、これと規格(端子径)の異なるケーブルを使用するには、下記のような変換プラグが必要となります。

ステレオミニプラグ変換アダプタ 金メッキ端子 ステレオ超ミニ(φ2.5mm 凸オス 4極) ステレオミニ(φ3.5mm 凹メス 3極) オーディオ 変換 接続 プラグ
- 出版社/メーカー: ANE
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今回、ヘッドホンはソニーのMDR-1Aを使用します。MDR-1A側のケーブル端子径は3.5mmです。REX-KEB03と接続するためには、REX-KEB03側2.5mmとヘッドホン側3.5mmの端子を持つケーブルが必要となります。非常に特殊なケーブルなので、そちらについても別途レビューします。
ちなみに、ヘッドホン側のケーブル端子にはいろいろな種類があるため、それとアンプとをバランスで接続するためのケーブルが市販されていない場合もあります。このため、手持ちのヘッドホンをバランス接続で使用するために、ケーブルを自作してしまう人も増えています。
ケーブル選びさえ間違わなければ、本機の操作方法で迷うような要素はありません。ケーブルを挿して、ボリュームつまみを回すだけです。
REX-KEB03の機器設定については以上です。パソコン側の設定は説明が長くなりそうなので、ここでいったん区切ることにします。