ねかつちう。

お金や節約に敏感な20代30代のための物欲系雑記ブログ

ソニー銀行が6月住宅ローン金利を発表!出口の見えないマイナス金利継続で住宅ローンに追い風

[PR]このページにはアフィリエイトプログラムによる商品・サービス等の広告を掲載しています

f:id:nekatsu:20171021084619j:plain

こんにちは、住宅ローン持ちのちうぱんです。

ソニー銀行がひと足早く6月の住宅ローン金利を発表しました。

基本的に住宅ローン金利は毎月1日に更新されますが、ソニー銀行は他行よりも半月早く翌月金利を公表しています。住宅購入を控えてる人や、そろそろ借り換えたいなぁと思ってる人は、ソニー銀行の金利や10年国債利回りを参考に、来月の金利を予想してみてくださいね。

moneykit.net

6月金利はもう一段の利下げ発動

ソニー銀行の6月金利では、長期金利で金利低下となりました。わずかな下げ幅ですが、また一段、金利を下げた形となります。

変動 0.457%(±0)
固定5年 0.712%(+0.012)
固定10年 0.890%(±0)
固定20年 1.292%(-0.023)
固定20超 1.384%(-0.029)
※上記金利は新規購入(自己資金10%以上)での適用金利
※借り換え等の金利は概ね上記の0.05%増し

長期金利ほど下げ幅が大きいので、住宅ローンユーザーには有利な金利状況となっています。後述のとおり、住宅ローンの金利目安となる10年国債利回りは大きくマイナス金利という状況のため、何か別の要因でも起こらない限り、住宅ローン金利がこれ以上大幅に、待てば下がるということもないでしょう。

ちなみに、3,000万円を25年の金利固定で借りた場合、金利が0.1%違うと利息差は約41万円となります。長期ローンでは0.1%がサラリーマンの給料1ヶ月分+αです!

10年国債利回りは大きくマイナス金利を継続中

住宅ローン金利の指標となる10年国債利回りは、2016年2月に日銀がマイナス金利政策を導入して以来、史上空前の低金利状態が継続しています。

2018年7月末に、日銀が(金融緩和を継続しつつも)一定の金利変動を容認するコメントを出したことで、一時的に0.1%の壁を突き破ったものの、2018年10月以降は右肩下がりで金利が下落しました。

そして、ついに2019年1月初頭に大きくマイナス金利に転落すると、出口の見えないマイナス金利を継続中です。景気動向としての良し悪しは別として、住宅ローン利用者にとっては、非常に恵まれた金利動向といえるでしょう。

f:id:nekatsu:20190518060427p:plain

国債利回り低下の原因は、世界的なリスク回避の流れ。米中の対立や、オイル価格を巡る緊張状態は多方面で報道されているとおりです。さらに、日銀当局者は「長期金利が0%以下でも構わない」とも発言しているようです。

直近の情勢によれば、ドイツでは約3年ぶりのマイナス金利水準に突入し、米国においては2019年秋口にも利下げとの観測が現実味を帯びてきています。

経済ブログではありませんので過度の言及は避けますが、2018年夏から秋にかけて懸念された住宅ローン金利の急上昇については、いったん「待った」がかかった状況です。住宅ローン減税の延長も発表されたことで、住宅関係の買い環境はしばらく継続していきそうです。

ただし、日銀は2018年7月31日の金融政策決定会合で、長期金利を「上下0.1%からその倍程度に変動しうる」というスタンスを決定しているため、このことは頭の隅に置いておく必要があろうかと思います。

なお、10年国債利回りのチャートでは、三井住友銀行のサイトが一番見やすいので、いちおうリンクを貼っておきます。

fund.smbc.co.jp

なお、住宅ローンについて「なにか一冊」ということであれば、累計13万部(改訂6回)の下記書籍を推奨いたします。

ご参考までバックナンバーはこちら。金利推移の分析にお役立てください。

《2019年》5月, 4月, 3月,2月, 1月

《2018年》12月, 11月, 10月, 9月, 8月,7月, 6月, 5月4月3月2月1月

《2017年》12月, 11月, 10月, 9月, 8月, 7月

以上となります。