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ソニー銀行が8月住宅ローン金利を発表!未曾有のマイナス金利も金利の動きは鈍く

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こんにちは、住宅ローン持ちのちうぱんです。

ソニー銀行がひと足早く8月の住宅ローン金利を発表しました。

基本的に住宅ローン金利は毎月1日に更新されますが、ソニー銀行は他行よりも半月早く翌月金利を公表しています。住宅購入を控えてる人や、そろそろ借り換えたいなぁと思ってる人は、ソニー銀行の金利や10年国債利回りを参考に、来月の金利を予想してみてくださいね。

8月金利は長期金利で金利引き下げ

ソニー銀行の8月金利では、20年以上の長期金利でやや金利引き下げとなりました。

変動 0.457%(±0)
固定5年 0.700%(±0)
固定10年 0.880%(±0)
固定20年 1.242%(-0.014)
固定20超 1.365%(-0.015)
※上記金利は新規購入(自己資金10%以上)での適用金利
※借り換え等の金利は概ね上記の0.05%増し

ただし、6月下旬から7月上旬にかけて、10年国債利回りがドン底のマイナス0.17%を叩き出したわりには、そこまでインパクトのある下げ幅ではありませんでした。何か別の要因でも起こらない限り、住宅ローン金利がこれ以上大幅に、待てば下がるということもないでしょう。

ちなみに、3,000万円を25年の金利固定で借りた場合、金利が0.1%違うと利息差は約41万円となります。長期ローンでは0.1%がサラリーマンの給料1ヶ月分+αです!

ちなみに、住宅ローンについて「なにか一冊」ということであれば、累計13万部(改訂7回)の下記書籍を推奨いたします。

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10年国債利回りは大きくマイナス金利を継続中

住宅ローン金利の指標となる10年国債利回りは、2016年2月に日銀がマイナス金利政策を導入して以来、史上空前の低金利状態が継続しています。

2018年の年央に一時的に0.1%の壁を破る上昇を見せましたが、そこから一転の右肩下がりとなり、ここ数ヶ月はマイナス金利が定着しています。

さらに、6月中旬から7月上旬にかけて、-0.17%という未曾有のマイナス金利へと急落しました。景気動向としての良し悪しは別として、住宅ローン利用者にとっては、非常に恵まれた金利動向といえるでしょう。

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国債利回り低下の原因は、世界的なリスク回避の流れ。米中の対立や、オイル価格を巡る緊張状態は多方面で報道されているとおりです。さらに、日銀当局者は「長期金利が0%以下でも構わない」とも発言しているようです。

直近の情勢によれば、ドイツでは約3年ぶりのマイナス金利水準に突入し、米国においては2019年秋口にも利下げとの観測が現実味を帯びてきています。

経済ブログではありませんので過度の言及は避けますが、2018年夏から秋にかけて懸念された住宅ローン金利の急上昇については、いったん「待った」がかかった状況です。住宅ローン減税の延長も発表されたことで、住宅関係の買い環境はしばらく継続していきそうです。

ただし、日銀は2018年7月31日の金融政策決定会合で、長期金利を「上下0.1%からその倍程度に変動しうる」というスタンスを決定しているため、このことは頭の隅に置いておく必要があろうかと思います。

なお、10年国債利回りのチャートでは、三井住友銀行のサイトが一番見やすいので、いちおうリンクを貼っておきます。

fund.smbc.co.jp

ご参考までバックナンバーはこちら。金利推移の分析にお役立てください。

《2019年》7月, 6月, 5月, 4月, 3月,2月, 1月

《2018年》12月, 11月, 10月, 9月, 8月,7月, 6月, 5月4月3月2月1月

《2017年》12月, 11月, 10月, 9月, 8月, 7月

以上となります。